能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

実盛 観世銕之丞(国立特別公演)

観世流 国立能楽堂 2011.10.29
 シテ 観世銕之丞
  ワキ 高安勝久
  アイ 茂山宗彦
   大鼓 安福建雄、小鼓 曾和正博
   太鼓 助川治、笛 松田弘之

この実盛は三年ほど前にブログで取り上げていまして、奇しくもこの国立能楽堂特別公演では「鵜祭」を舞われた本田光洋さんのシテで拝見しています。(鑑賞記初日月リンク

まずワキが白大口に黒系の水衣、角帽子の僧侶姿で登場し、ワキ座にて床几。ワキツレは薄い小豆色の水衣ですが、小林努さんと有松遼一さんの二人が登場して並んで着座します。高安流のワキはあまり見かける機会がありませんが、装束などもワキ宝生とは何となく違いを感じます。

狂言口開ですので、アイの宗彦さんが常座に出て名乗り、遊行上人が説法の最中に独り言を言う不審を述べます。
以前、本田光洋さんのシテで拝見した時は、アイが和泉流の石田幸雄さんで野村家らしく口開も長めだったように記憶しているのですが、宗彦さんは力の入った口開であるものの割とスッキリした印象でした。

アイが下がるとワキの謡い出しで、ワキ、ワキツレ掛け合いから同吟で称名念仏の様が謡われますが、この謡の途中「各々帰る法の場」で幕が上がり、シテが静かに姿を現します。謡の間にゆっくりと橋掛りを進んで「浮かむも易き道とかや」と、謡いっぱいに一ノ松からやや下がった柱の近くあたりに佇みます。

シテは小格子厚板にシケの水衣の老人姿で、サシ謡「笙歌遙かに聞こゆ孤雲の上」と謡い出し、「あら尊や今日もまた、紫雲の立って候ぞや」とワキに遠く合掌し、直して詞を続けて、念仏の声が聞こえるので今日もまた法の場に進んで聴聞しようと言いつつ、橋掛りを歩み出して、常座からワキを見「ここを去る事遠かるまじや 南無阿弥陀仏」と、成仏に期待をかける思いを述べつつ下居して合掌します。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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