能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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三山 津村禮次郎(緑泉会)

観世流 喜多六平太記念能楽堂 2011.12.03
 シテ 津村禮次郎、ツレ 坂真太郎
  ワキ 森常好
  アイ 高野和憲
   大鼓 亀井広忠、小鼓 飯田清一
   笛 一噌庸二

この三山という曲は、宝生流と金剛流の二流のみが上演してきた曲で、わけても宝生流は得意曲としていたそうです。しかし観世流では、室町時代に上演の記録があるものの江戸時代には既に廃曲となっていたようで、昭和60年に横道萬里雄氏の協力で八世観世銕之亟(当時は静夫)さんが復曲上演して以降、広く演じられるようになったものです。
訳知りの方の説では、大昔の観世流ではこの曲の演出が地味で見所がなく、それでおそらくは廃曲になってしまったのに対し、宝生流ではシテ、ツレが枝を持って打ち合うという演出がうけて人気曲となったとか。そのせいなのか、復曲された観世流の演出でも後場にはシテツレの打ち合いから後妻打ちの型が続き、緊張感ある舞台となっています。

この三山、観世流では復曲のためか大成版の謡本がやけに丁寧に記載されていまして、通常は記載されないワキとアイのやり取りや間狂言の詞章まで書かれています。クセで中入りする形、通常こちらで演じられているようで緑泉会の当日もこの形でしたが、この形に加えて、宝生流と同様にクセの後にシテ・ワキのやり取りを経て中入となる詞章も記載されています。また地謡の最後の部分は、復曲に際しておそらく詞章を手直ししたのだろうと思われます。

さて舞台は次第の囃子でワキ、ワキツレの一行が登場してきます。
ワキは小格子厚板に白大口、水衣を着け角帽子の、ちょっと名のある僧といった感じ。ワキツレ従僧で常太さんと野口能弘さんの二人が従っています。

ワキは大原の良忍聖と名乗り、大和路に向かい念仏を広める旨を述べて道行、宇治を過ぎ大和にやって来ます。さてこのつづきはまた明日に
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