能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鞍馬参り 善竹十郎(日本能楽会東京公演)

大藏流 観世能楽堂 2012.01.18
 シテ 善竹十郎
  アド 大藏彌太郎

先日の日本能楽会東京公演の様子を、書いておこうと思います。
まずは狂言、鞍馬参り。夢で授かった福を渡すの渡さないのという、ある意味不思議なやり取りがテーマになっている曲です。天正狂言本には太郎冠者が礫を福だと偽って主に渡すように書かれているそうですので、夢のお告げで物が現れ出たといことになるのでしょうけれども、少なくとも現行の鞍馬参りでは物理的に福が示されることはありません。

舞台にアド、シテが登場し、まずは常座で長上下姿のアドが名乗ります。この辺りの者ということですが、初寅のため鞍馬に参ることにしたと太郎冠者を呼び出します。
主人がワキ座に行き、常座に出た太郎冠者と向き合う形。初寅のため鞍馬に参るので、なんぞ道具を持てと命じます。

これを受けてシテ太郎冠者がワキ正から幕に向かって声をかけますが、不首尾だった様子で主人に、お道具とは何を持っていくのかと他の者が問うていると聞き直します。主人は、弓なりと槍なりと、鉄砲なりと持てと言うように重ねて命じますが、再びワキ正から幕に大声を上げて何やら問答していた様子の太郎冠者は、主人に向き直ると、弓は弦が切れ、槍はいつぞやどこへやらいった様子、鉄砲は見ぬと言っておりますと報告します。

主人は、参詣するのに長道具はいらぬものじゃ、などと自分で言い出したことを不問にするような言いで、汝一人を供に行こうと言って、太郎冠者を従え舞台を廻ります。舞台を廻りつつ、長道具は要らぬが太刀など持ったら良かろうなどと言っているうちに、鞍馬に着いた様子。
早速参詣をということで、御前にと舞台前方に進みます。
さてこのつづきまた明日に
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