能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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鞍馬参りのつづき

神の御前にて参詣ということで、太郎冠者が正先に座り扇を広げて拝をしようとしますが、主人が寄ってきて扇を退かしてしまいます。下人が前に出るなという次第ですが、常座に下がった太郎冠者は「神仏の前では主と下人の隔てはないと申す」と抗議します。
しかし主人は聞き入れず、ここで今夜は通夜をするので寝ずの番をするようにと太郎冠者に命じます。

「神仏の前では・・・云々」のやり取りは、必ずしも各家で共通に演じられるものではないらしいのですが、太郎冠者が主人に対して不満を持つようになる子細として、納得感があります。

ともかくも、主人が「寝ずの番をせよ」と言ってワキ座近くで通夜の形になってしまったため、不満顔の太郎冠者は「起こいてやろう」と、寝入った様子の主人を起こし「宿坊には参らせられませぬか」と問いかけます。主人は太郎冠者を叱りつけ、宿坊には寄らぬと言って寝てしまいます。
納得いかない太郎冠者は、自分だけでも宿坊に参ろうと再び主人を起こします。宿坊に寄れば茶の酒のと接待があるのを期待してのことでもあるわけですが、主人は宿坊の接待が煩わしいので寄らぬとにべもない返事をして寝てしまいます。

これもなるまいと言われて、憎さも憎し、今一度起こいてやろうと、太郎冠者は三度主人を起こします。さすがに何度も起こされて閉口した主人は、寝ずの番をせよと言ったので何度も起こすのだろうと言い、太郎冠者にもゆるりと休めと声をかけて寝入ります。
太郎冠者は喜んでワキ正に出、嬉しいと言うと常座に下がって寝入る形になります。

さて一呼吸置いて、太郎冠者は霊夢を受けている様子で何やら返事をして目を覚まし、多聞天より御福を下されたと拝をなします。さらに夜の明けたことに気付き主人を起こしますが、主人は拝をして立つとすぐに下向しようと言い、太郎冠者を伴って家に戻る様子で舞台を廻ります。
さてこのつづきはまた明日に
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