能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

小鍛冶 黒頭別習 観世銕之丞(日本能楽会東京公演)

観世流 観世能楽堂 2012.01.18
 シテ 観世銕之丞
  ワキ 宝生閑 ワキツレ 宝生欣哉
  アイ 三宅右近
   大鼓 佃良勝、小鼓 曾和正博
   太鼓 金春國和、笛 藤田朝太郎

小鍛冶はこれまで金剛流山田夏樹さんの演能(鑑賞記初日月リンク)と、宝生流佐野弘宜さんの演能(鑑賞記初日月リンク)の鑑賞記を書いています。いずれもお若いシテでしたが、今回は観世流の重鎮、銕之丞さんの小鍛冶。黒頭別習の小書付です。
各流とも常の形では、後シテが赤頭・小飛出で出るようです。また白頭の小書が各流にあって、型はそれぞれ若干の違いがありますが、ともかく後シテが白頭で出て、扱いが重くなります。

黒頭は観世のみの小書と思いますが、後シテが黒頭になることはもちろん、前シテも喝食の姿になるなどの変化があります。わけても、この日の黒頭別習は重い扱いで、重キ黒頭とも言われるとか。囃子方もうかつに引き受けてはならないという話があるくらい、緩急がついて難しい扱いになります。

それでは流れに沿って、まずは舞台上にワキツレ宝生欣哉さんがほぼ黒といってよい褐色の地に金の狩衣、白大口に立烏帽子の大臣姿で登場し、常座で名乗ります。いつぞや漱石の「猫」と「平宗盛にて候」の話で、書き込みをいただいたことがありましたが、この小鍛冶こそ、観世の本では登場したワキツレが「一条の院に仕え奉る橘の道成にて候」とあり、一方、下掛り系のワキ宝生の名乗りは「道成とは我が事なり」となっています。

それはともかく、常座で名乗りの後、あらためて橋掛りに入ったワキツレは、一ノ松から幕内に声をかけます。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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