能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

九皐会若竹能を観る

土曜日18日は、夕方からの若竹能復活特別公演第一日、序の巻を観に、矢来能楽堂まで出かけました。
長年続いていた若竹能が平成20年から中断していたものですが、この度3年振りに復活。今回はこの18日の序の巻と19日の破の巻、そして7月の22日に第三日急の巻と、三日間の公演が企画されています。

序破急と分けて、平家物語を廻る能を観ようという企画で、なかなか面白い構成です。
第一日は元NHKアナウンサーの葛西聖司さんの解説の後、仕舞七番、そして中所宜夫さんのシテで能「俊寛」という番組でした。
仕舞も、頼政、仏原、熊野、鵺、実盛、巴そして兼平と、いずれも平家物語、それも平家全盛の頃にちなんだ曲を揃えています。なるほど、こんな企画もあるなあと、感心しました。

もっとも、中所さんの能を都合がつく限り観てみようと思っていまして、その一環でもあるので、必ずしも番組の企画だけで観に行ったわけではないのですが、いわゆる五番立てのような形に拘らずに、テーマ性を持って番組を構成してみるのも面白いかも知れませんね。

葛西さんのお話は、テレビでお見かけする通り歯切れ良く、楽しいものでしたが、いずれにしても解説があるとまた一つ能の見方が深くなるような気がしています。

中所さん、相変わらず熱演ですが、俊寛は相当に思いを込められた演技と感じました。
歌舞伎と異なり、抑えた表現ゆえに、葛西さんの解説にもありましたが、平家物語という特定の話を離れて、だれもが追体験し得る普遍性を持った悲劇になっていたように思います。

長山耕三さんの鵺の仕舞も印象的でした。

なお、九皐会の長沼範夫さんが昨年大晦日に亡くなられたとか。ご冥福をお祈りします。
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