能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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銕仙会を覗いてきました

昨日3月9日は夕方まで丸の内で会議があり、帰りに銕仙会の3月公演に立ち寄ってきました。
会議の終了時刻からみて一番目の自然居士は無理なのは仕方ないとして、水道橋に着くのは何時頃になるのか、いささか気を揉みつつ雨の中を宝生能楽堂に向かいました。、

能楽堂に着いたのが7時少し過ぎで、モニターを見るとちょうど自然居士の終わり、シテが退場し囃子方や地謡が立とうとするところでしたので、狂言、八句連歌から観ることができました。
狂言の後は5分間の休憩をはさんで銕之丞さんの国栖。

銕仙会は例月、おおよそ第二金曜日の夜に催されるので、地方在住としてはなかなか拝見する機会がありません。今回はたまたま仕事の都合で東京にいましたので帰りに立ち寄りましたが、銕仙会の定期公演は4年ぶりでしょうか。
しかし、相変わらず人気があるようで、宝生能楽堂もほぼ満席でした。

銕仙会の皆さんも、様々な取り組みを続けておられるようで、昨日の番組では自然居士が古式の小書を付けて、古い演出の形を取り入れての上演だったようです。時間の都合がつけば、こちらもぜひ観たかったのですが残念なところ。自然居士に古式という小書は、もともと観世流には存在しませんが、現行の観世流にない演出を行う意味で、仮につけたとのことでした。

国栖は白頭、天地之声の小書付で、これらの小書はまま演じられるものですが、昨日は詞章を一部手直ししての上演でした。後ほど観能記の形で書いておこうと思いますが、子方演じる大海人皇子、観世の現行本では「よしある御方」として名前を出しません。これを古い形に戻して浄見原の天皇とするなど、詞章をもどしています。
なお当日いただいた解説には「戦時中に改変される以前のものにもどして・・・」とありましたが、明治期の観世織部や観世清廉の校訂本でも「よしある御方」となっていますので、江戸時代の改変ではないかと推察します。

それはともかく、子方を引廻しを掛けた舟に隠すなど、能としては珍しい具体的な演出もある独特の曲で、なかなかに面白い一番でした。
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