能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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木曽 観世喜正(神遊)

木曽 観世喜正(神遊)
   願書 恐之舞
観世流 国立能楽堂 2012.02.26
 シテ 観世喜正
  ツレ池田 馬野正基
  ツレ 小島英明 桑田貴志 坂真太郎 安藤貴康 長山桂三
  ツレ義仲 観世敦夫
   大鼓 柿原弘和、小鼓 観世新九郎
   笛 一噌隆之

木曽義仲をめぐる能の一曲ですが、この曲は観世流のみが現行曲としています。以前にも書きましたが、この曲の一部、シテ覚明が木曽義仲の願書を読み上げる部分は、安宅の勧進帳、正尊の起請文とともに、観世流では三読み物として尊重されています。このためか上演も、「多い」ほどではないものの、観世流の上演曲としては中の下といったところ。観世会でも数年に一度ほどの割合で秋の別会の演目となっています。
もっとも、宝生流でも能自体は古くから廃曲の扱いになってしまっているものの「願書」の謡のみは残されていて、三読物という言い方も宝生流に残っているようです。また粟谷能の会の記事には、喜多流も宗家にだけは願書部分だけがあると書かれています。

ともかくも、三読み物の能、安宅、正尊、そしてこの木曽は、それぞれ勧進帳、起請文、そして願書が見せ所・聞かせ所となるわけですが、観世流では小書が付かない場合はこの部分が省略されるか連吟になるのが本来の形と聞いています。・・・「聞いています」というのは、小書が付かない形を見たことが無いからでして、こんな大事な部分がシテの独吟でなくなるという演出は考えられないからでしょうね。

さて舞台には、義仲一行の八名が一声の囃子で登場してきます。
義仲の敦夫さんが先頭に立ち、シテ覚明の喜正さん、池田の馬野さんはじめ、皆さんが舞台に進んで向かい合って一セイの謡です。謡に続いて義仲が名乗りサシ謡から、シテを含む立ち衆と、義仲の掛け合いの謡が続きます。
敦夫さんを舞台で見かけるのは久しぶりのせいか、随分大きくなられたなあというのうが第一印象です。6年ほど前に鷺を舞われた頃を思い起こすと別人のようですが、しっかりした舞台姿に日頃の稽古が想像されるところです。

立ち衆の上歌で一行が埴生に陣を取ったと謡われて、ワキ座から大鼓前あたりまでに一同が着座します。
さてこのつづきはまた明日に
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