能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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籠太鼓のつづき

アイは橋掛りへと向かい、声をかけてシテを呼び出します。シテが幕前に立ってのシテ、アイのやり取りの後、アイが促す形でシテが舞台に入り正中まで出て下居、立ち上がったワキと向かい合います。

ワキは清次の逃げ先を答えるようにと詰問しますが、シテが夢にも知らないと言いつのるため、夫の代わりに牢に入るようにと言い、アイが作り物の戸を開けてシテを籠に押し込めて見得を切る形になります。
しかしワキは、アイがシテ妻を手荒に扱うのを咎め、そんなことだから清次も逃がしてしまったのだと言って、籠に鼓を付けて一時毎に鼓を打つようにと命じます。

アイは面倒なことになったなどと言いながら、鞨鼓を持ち出して籠の左側に結び付け、どんどんどん、と太鼓を打つ声を出します。やっつ、ここのつ、などと打って、一つ打ち過ぎたので取っておいて明日の足しにしようなどと言います。以前鑑賞記を書いた時は和泉流野村扇丞さんのアイでしたが、このあたりの展開は今回と変わりませんでした。

太鼓を打ち終えると、さて寝ようかとアイは通夜をする時のように座して、扇を構え小首をかしげて寝入った形になります。

ここでシテは籠のうちでサシを謡い出し、アイが「ああかしましい」と起き出して、妻が狂気したことに気付きます。慌ててアイはワキにこれを告げます。ワキは早速に様子を見ようと立ち上がり、作り物を見込んで「やあいかに女、何故に狂気するぞ」と声をかけます。
以前の鑑賞記でも書きましたが、どうもこの辺りは腑に落ちないところで、なぜここで狂ってしまうのか、また籠の中を覗いたアイ、ワキがどうして狂ったと思ったのか、さほど納得できる演出もないところです。この後、シテ、ワキのやり取りが続き、ワキが牢から出でよと戸を開くものの、シテは夫に代わる身だからと籠から出ることを拒み、さらに謡が続きます。その後、シテが「なう心が乱れさむらふぞや」と謡って作り物の内で肩脱ぎとなり、形の上でもクルイの姿となって立ち、作り物を出てシオリつつイロヱになりますが、ここでようやく形の上でもクルイの形がきちんと示されるわけです。
いささか腑に落ちないのですが、ともかくもこのつづきはまた明日に
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