能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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国栖さらにつづき

シテは「あらありがたや候」とワキに寄り、扇でワキから鮎を受け取る形。立ち上がってツレ姥を向き、声をかけて、吉野川に放してみようとのやり取り。ツレの詞に「いやいや昔もさる試しあり」と両手で扇を捧げたまま神功皇后の奇瑞を語ります。
「その如くこの君も」と子方に面を切り、「都に還幸ならば」と扇を捧げ上げると、子方に寄って正先へ進み「魚もなどか生きざらんと」と鮎を放す形です。

シテは舞台を廻り「魚のおのづから生き返るこの占方頼もしく思しめされよ」とワキに向いて、話しかけるような態です。
ここでワキが「あら笑止や 追手が掛りて候」と言い、何事も自分に任せるようにとシテが言って、シテ・ツレがワキ正に置かれていた舟を地謡前に持ち寄り、子方を隠します。シテは正中に出て幕の方を遠く見やり、下がって舟の前に立つと鼓を打つ手が早くなりアイの登場となります。

この間狂言の型は大藏流と和泉流で若干違うようですが、今回は銕之丞さんの時と同じ大藏流山本家のため、シテの詞章がいささか異なる以外は、基本的に同じ展開です。

アイの二人を追い返した後、シテは退場する二人を見送る形で七、八足ほどワキ正までツメ、幕を見込んでしばし佇みました。思い入れ深く、追手が戻って行く様を確認するような雰囲気ですが、こうしたところが友枝さんの演技の深いところなのだろうと、しみじみ思った次第です。

ここからシテが「なう聞こし召せ」と振り返り、追手の武士が帰ったことを告げると、ツレが「今はかうよとて おほぢ姥は」と謡って二人で「えいや」と声をかけつつ舟を返して除けます。ここの詞章は観世流ではシテ、ツレが逆になっています。

舟を起こすと、シテ、ツレが舟をワキ正へ戻し、子方は床几に腰を下ろします。ワキは子方に並んで着座し、ツレが笛座前、シテは正中に出ます。
さてこのつづき、もう一日明日に
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