能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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秀句傘のつづき

さて、いよいよ対面ということになり、進み出た小アドに、大名は早速秀句を言うようにと求めます。これに答えて男は様々に傘にまつわるしゃれを言いますが、大名はやり取りの内に怒り出して太刀の柄に手を掛け、男は逃げて橋掛りに控えます。
大名は太郎冠者を呼び、秀句を言えと命じたのに秀句を言わない、あの様な者は追い返せと言います。秀句を知らない大名、男が秀句を言っているのに理解できなかったという次第です。これに対して太郎冠者は落ち着いて、さきほど男が言っていたのは皆傘にまつわる秀句であると教えます。

そこで大名は太郎冠者に命じて、先ほどの秀句はみな聞き事だったし、太刀の柄に手を掛けたのは心根をみようと思ったからだが、その太刀を傘で防いだのも見事だったと褒めている、と伝えさせます。
そしてまた秀句が聞きたいので、出てくるようにと太郎冠者に言わせ、二人は再び大名の前に出ます。

さて男が進み出ると、大名は最前の男の振る舞いを褒め、扶持を取らせると言います。これに男が有り難いと礼を言うと、今度は失敗するまいと思った大名、この礼も秀句だと勝手に解釈して笑い出し、男に扇を与えます。

これに男が礼を言うと、これまた秀句だと刀を与え、次々と与えて小袖、上下まで脱いで与えてしまいます。
この頂き物をまとめて手にした男は、最前から持っていた傘を太郎冠者に渡して、大名に差し上げてくれるように頼んで退場してしまいます。

太郎冠者から傘を受け取った大名、傘を広げてさすと「雨の降る夜は なおりやり候いそ からかさゆえにこそ みはほるれ」と謡い、最後に「ああ 秀句は寒いものじゃ」と言って留になりました。
最後はなんとも余韻の残る留です。

ところで他の曲とも同断ですが、奉公の口を捜しているという男に何が出来るかと問うと「弓鞠包丁、碁双六、馬の伏せ起こし、やっと参った」を致しますと答えます。この最後の「やっと参った」って何でしょうね。常々疑問でありますが。
なお「秀句傘」は「シュウクガラカサ」と読みます。どうして「カラカサ」ではなく「ガラカサ」なのか、二語がつながっているので後側の語頭が濁音になる・・・のですかねぇ。これまた疑問であります。
(33分:当日の上演時間を記しておきます)
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