能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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飛鳥川さらにつづき

ツレの謡、シテを含めて三人の謡と続いて、笛のアシライで三人は舞台に入り、ツレは正中のやや小鼓寄りに下がったあたり、シテは常座に立ってサシ謡です。

三人の謡、下歌、上歌と謡い、謡い終えるとシテの詞で、暫く休んで田植えをしようと言って、ツレは目付に。シテは常座で一度腰を下ろして笠を外し、立ち上がって大小前に立ちます。

ワキはそうした田植えの様子を目にしつつ、前日渡った川の瀬を渡って戻ろうと、謡いつつ二、三足ばかり足を進めます。この様子に、シテがワキを止めるように声をかけ、そこは渡る瀬ではないので,もう少し上流を渡るようにと言います。
昨日、三吉野に向かう途中で通った際の渡瀬なのに、もっと上流を渡れとは不思議なことだとワキが口にしますが、シテはワキに対して、この川を飛鳥川とご存じならば昨日の淵が今日の瀬になることも、当たり前のことだろうと、やり取りをかわします。

このワキ、シテの問答からシテ、ツレの謡、そして地謡に続き「世の中は 何か常なる飛鳥川 昨日の淵は今日の瀬に なるや夜の間の・・・」と例の古今集の歌を引いた形で謡われます。この古今の歌は、川の様子から抽象化されて、いわゆる無常を詠った歌になっています。もしかするとこの歌では、飛鳥川は単に川瀬の変化が激しい例えとされているだけで、詠み手は飛鳥川自体を歌枕として知っているだけで、現実の川を目の前にしているわけではなさそうな気もします。

ともかくも、この地謡でシテ、ツレの立ち位置が入れ替わって、ツレは笛座前に、シテが常座から目付に出、左から回って常座に戻り、ワキを向いて地のクリ。シテは大小前から正中と出て下居。ツレも同様に腰を下ろしてシテのサシ謡。地謡との掛け合いからクセに入ります。

さてこのつづきもう一日明日に
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