能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

雲雀山さらにつづき

前置き、中将姫伝説から、いよいよ舞台に話を移します。
舞台には後見が藁屋を持ち出してワキ座に据えます。戸を開いた形にして後見が下がり、代わって唐織着流しの子方、中将姫が登場して藁屋に入りワキ正を向いて座します。

この藁屋、観世流では通常萩小屋を出すようです。流儀によって藁屋と萩小屋と使い分けがあるようで、しかも今回は子方が自身歩いて登場し作り物に入りましたが、引廻しを掛けて作り物を出し、引廻しを下ろすと中に子方が着座いるという演出も多い様子です。

つづいてワキツレ、豊成の家臣が登場してきます。この曲、ワキツレが三人出ますが、まずは野口能弘さんの家臣が素袍上下で出て名乗ります。豊成がある人の讒言を聞いて、姫を雲雀山にて殺すようにと命じたが、自分は姫を殺すに忍びないので、柴の庵を結んで姫を匿い、姫の乳母である侍従とともに養育していると語ります。
常座での名ノリの後、一ノ松から侍従を呼び出し、シテ侍従が登場してきます。

幕から出たシテとワキツレの問答。侍従は木々の花や木の実を里人に売って姫の養育に当てていますが、家臣が侍従に今日も里へ出るようにと勧めます。
シテ侍従は、姫君に挨拶して里に出ようと、ワキツレと橋掛かりですれ違い正中に出ます。ワキツレはそのまま退場。

シテが子方に声をかけ子方のサシ。シテの謡、下歌、上歌とつづいて山里に暮らす貧しさを謡いますが「かくて煙も絶え絶えの」で立ち上がると藁屋の戸を閉め、常座まで進んで振り返り、あらためて「また里にこそ出でにけれ」で常座からゆっくりと動いて橋掛りに入り、アシライで中入となりました。

シテが幕に入ると一呼吸置いて次第。白大口に緑の狩衣、風折烏帽子を着けたワキ豊成と、素袍上下のワキツレ従臣二人、野口琢弘さんと吉田祐一さんが登場してきます。
型通りに舞台中央で向き合っての次第、ワキの名乗り、上歌とつづき、こちらは狩に出た様子です。「鷹の落ちを求め」よとのワキの命で、一同着座。間狂言の登場となります。
このつづきはまた明日に
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