能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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雲雀山さらにさらにつづき

この曲の間狂言は舞台に興を添えるという趣旨なのか、鷹匠と瀬子、犬引などが出て狩の寸劇を演じます。この日はオモアイ野村扇丞さん以下、都合五人が登場し、オモアイは士烏帽子姿で一ノ松から下知をする形。一度はワキ座前で獲物を狙い、これを外すと、二度目は常座に出て一ノ松あたりに獲物を見つけ、今度は首尾良く獲物を捕らえて舞台を廻り退場しました。「ほう鷹ほう鷹」という掛け声が耳に残ります。

賑やかな狂言が退場すると後シテの出。一声で唐織肩脱ぎ、野の花の挿し花を肩に担い一ノ松に出て「さつき待つ花橘の香をかげば 昔の人の袖の香ぞする」と謡います。
さらに謡いつつ花を下ろして扇のように使いながら「色ある花を手折りつつ」と花を差し出し見る心。舞台に入って正中にで「いろいろの」からカケリになります。

姿形、カケリを舞うなど物狂いの態なのですが、シテ侍従は別に誰かと生き別れたわけでもなく、いささか不思議なところです。一説には侍従の「花売り」という役処が、物売りの技芸といった芸尽くしの一端と捉えられ、それが物狂いの連想に繋がっているとの解説もありますが、たしかにそうした見方も納得できるところです。

カケリの後は地謡との掛け合い、大小前で四拍子を踏み、ワキ正から角へと進んで左に回り、大小前に戻って「花橘や召さるる」と、ワキツレとの問答に入る形になります。
なぜ花を売るのかというワキの問いかけに、シテが様々な花を示して買うようにと勧めますが、このあたりは花売りの面白さを見せようというところで、確かに芸尽くし、物狂いといった雰囲気が感じられる所です。

「忍ぶ草を召されよ」とワキツレに花を差し出し、さらに「などや花は召されぬ」と両手で花を捧げ持って勧める風から、後見に花を渡して扇に持ち替え「花好かぬとぞをかしき」と常座に立ちます。
このつづきもう一日明日に
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