能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

狐塚 小唄入 山本泰太郎(観世会定期能)

大藏流 観世能楽堂 2012.08.05
 シテ 山本泰太郎
  アド 遠藤博義 山本則孝

以前、三宅右近さんの狐塚を取り上げましたが(鑑賞記初日月リンク)今回は大藏流。狐塚のある田に鳥追いに行くという主題の曲ですが、以前にも簡単に記した通り、和泉流では太郎冠者が一人で鳥追いに行く形。一方、大藏流は太郎冠者と次郎冠者が二人して鳥追いに遣わされます。さらに今回は小唄入の小書がついているため、鳥追いの場面で二人が小唄を謡いつつ鳥追いをする形になります。

舞台には小アド主人が出、シテ太郎冠者、アド次郎冠者が後ろに控えます。主人の遠藤さんが、コトのほかの豊作で目出度いことだが、田を鳥が荒らすのが気がかりと言い、太郎冠者、次郎冠者を呼び出します。
鳥追いを命じられた二人は、そんなことは子供でも出来ることなので子供をやって欲しいと抗弁しますが、夜中でもあり子供はやられぬと主人に断られ、鳴子を渡されてしまいます。

やむなく二人は承って出かけることとし、主人は狂言座に下がり、シテアドの二人が狐塚の田に向かうと言って舞台を廻ります。
和泉流では太郎冠者が一人行くことになっているため、日が暮れてきた、暗くなってきたと怖々歩く道中で笑わせますが、大藏流では二人で歩く内に、最初鳴子を持っていたシテが、アドに持つようにと言います。今度はアド次郎冠者が鳴子を受け取って先に立ち舞台を廻りますが、橋掛りに入って幕前まで進みアドが二ノ松まで戻ったあたりで、幕前にいるシテに、鳴子を戻すので太郎冠者が持っていくようにと主張します。
なんだか文荷のやり取りのようですが、どちらが長く持ったなどとの言い合いの後、二人で綱を引いて持っていくことになり、鳴子についた綱の両端を二人がもって、まずは三ノ松に向かってホーイホーイと鳥を追い、続いて二ノ松に向かって鳥を追い、そのまま鳥を追いつつ舞台に入って狐塚にやってきたという設定になり着座します。
さてこのつづきはまた明日に
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