能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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狐塚のつづき

狐塚の田にやって来た二人は、小書付のため鳴子を引きつつ小唄を謡います。

「面白や昨日の早苗今日は穂よ 稲葉のそよぐ秋風に 田の面の鳥を追はんとて 引けや引け引けこの鳴子 いざいざ鳥を追はうよ いざいざ引くものを謡はん」

と謡い、引き物尽くしの謡が続きます。聞き書きのためかなり怪しいのですが、とりあえずこの後も記しておきます。

「神の御前にみ注連縄引く 仏のお前に千の綱引く
ねの日の御幸に御車牛引く とののたかのの犬を引く
橋の上にはおいて駒引く 橋の下には上り下りの舟引く
春立つ山には霞たなびく 砂取る浦には網を引く
植え揃う田には苗代水引く 我らはここにてホーイホーイ鳴子引く
名所は都に聞こえたる 安積の沼にはかつみ草 しのぶの里には文字摺
思ふ人には引かで見せばや あねはの松の一枝
塩竈の浦は雲晴れて 誰も月をば松島
いとど寂しき秋の暮に 月出るまで暇なきを
いざさし置いて休まん いざさし置いて休まん」

と、だいぶん聞き違いがあるかも知れませんが、二人してホーイホーイと鳴子を引きつつ謡い、謡い終えると主が切っておいたという庵を捜しあてた態で二人舞台に並んで座します。

ここに主人が出て、夜寒なので二人に酒を呑ましょうと言い、一ノ松から声をかけて舞台へと入ってきます。
二人は狐が化けて出たと思い込み、主人の勧める酒を呑んだ振りをして捨てたりします。
最後は二人が鳴子の綱で主人を縛り上げ、煙でいぶして正体を現せと迫りますが、主人が綱をほどいて二人を追い込み終曲。
小唄の風情が聞かせ所ということで、ドタバタだけでない一曲と仕上がっていますが、こういう曲調は山本家の芸風には合うなあと思いつつ、拝見しました。
(30分:当日の上演時間を記しておきます)
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