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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

観世の羽衣・・・謡本のつづき

まずは観世流の現行一番本、羽衣です。
表紙は黒地に金で観世千鳥が描かれています。
五番綴の初心者用謡本は、表題の書かれた部分のような茶褐色の地に黒で観世千鳥が描かれた表紙になっています。
羽衣観世
この現行本は、現宗家 清和師のお祖父さんにあたる二十四世観世左近 元滋が訂正著作者になっていて、大成版と呼ばれています。
なお大成版でも古い本では、一番本で茶褐色の地に黒で観世千鳥の表紙のものがあります。


観世の謡本は、江戸時代から本阿弥光悦の手になるという「光悦本」をはじめ、様々なものが出版されてきましたが、現在のものは字も比較的読みやすく、良くできているという評価がされています。


中を開けると、こんな感じです。
観世本文
上の表紙の写真も、この中身の方もクリックすると、大きな写真が見られますが、昨日も書きましたとおり、著作権の問題もあろうかと思いますので、画質を落としています。
あまり良くわからないかもしれませんが、ご容赦下さい。


さて中身ですが、候など特定の文字は草書のかなり崩した字体で書かれていますが、全体としては行書くらいの感じで、比較的読みやすい表記だと思います。
本文の右側には記号が書かれていますが、これはゴマ節といって、要は音符のような物です。
各流で微妙に違いがありますが、その違いなどは、いつか項目をあらためて比較してみたいと思っています。


上部の余白に挿絵が見えますが、観世の本では上部に、ところどころにこうした挿絵が添えられているほか、小謡や舞囃子などの初めの部分に、その表記が付けられています。


様々な謡本が刊行されてきたと書きましたが、実は以前にも書きました梅若流の独立問題から、独立問題が解消した今でも梅若本と、そして九皐会本が刊行されているようです。私は残念ながらどちらも見たことがありませんが・・・

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