能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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重喜のつづき

剃刀の手合わせをしながら重喜は舞台を廻りますが、座っている住持にぶつかってしまいます。住持は怒って重喜を叱り「弟子七尺をさって師の影をふまず」と言うが、そんなことも知らないだろうと、師を敬うように諭します。
重喜は、そのようなことも知らず唯うかうかと暮らしてきてしまったと反省の弁を述べ、住持の許しを得て、いよいよ頭を剃ることにします。

しかし剃刀を手に持った重喜、住持のまわりを回る不思議な動き。住持も何をしているのかと訝っていると「南無三宝」と声を出して重喜が飛び退きます。
さすがに、どうしたのかと住持が問うと、重喜は早速に師の影を踏みそうになったと答えます。これまた笑いを誘うところで、住持はそれはものの例えだから、どうなりともして早く剃れと言います。重喜は畏まってござると、後見から渡された長い棒の先に剃刀をくくりつけ、これで住持の髪を剃ることにします。

重喜が「いでいで髪をそらんとて」と謡い出し、高野さんや深田さんなど四人の地謡が後を引き取って謡うなか、剃刀を先に付けた棒を操って住持の髪を剃り始めます。

しかし調子に乗って剃っている内に「まへを後うしろをまへ 逆剃して 鼻の先をぞそいだりける」と、剃刀を住持の前に振り下ろして、住持の鼻を削いでしまった風。
住持は「あいたあいた」と痛がり、重喜は困って「門前さして逃げければ」とそのまま退場してしまいます。
後から住持が鼻を抑えつつ「めんぞうさしていりにけり」と橋掛りへ進んで留になりました。

ともかくほのぼのとした狂言で、他愛ないと言えば他愛ないのですが、子方を出す魅力がそこにあるようにも思えます。
大藏流ではアド檀那を出し、まずは檀那が寺を訪ねて、志す日に当たっているので住持と新発意に斎を申し入れるところから始まります。まあ、檀那が出ても出なくともたいした違いはありませんが・・・
(16分:当日の上演時間を記しておきます)
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