能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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安宅 勧進帳・滝流 遠藤和久(九皐会別会)

観世流 国立能楽堂 2012.10.06
 シテ 遠藤和久
  子方 遠藤瑶実
  ツレ 佐久間二郎、坂真太郎、長山桂三、鈴木啓吾、古川充
     桑田貴志、中森健之介、小島英明、遠藤喜久
  ワキ 福王和幸
  アイ 野村扇丞、野村太一郎
   大鼓 佃良勝、小鼓 幸清次郎
   笛 一噌幸弘

安宅は、宝生流大坪喜美雄さんの延年之舞の小書付の上演についてブログで取り上げています。(鑑賞記初日月リンク)この際にも、いくつか気になる点など記載しておりますので、併せて参照いただけると幸いです。

今回は観世流で、九皐会の安宅は以前にも拝見していますが、ブログで取り上げるのは初めてになります。今回は勧進帳と滝流の小書付です。滝流は後ほど、舞台の進行に合わせて説明したいと思いますが、勧進帳の小書については先にふれておきます。

安宅のハイライトは、やはり弁慶が勧進帳を読み上げる部分であろうと思いますが、ここは観世流のみツレ同山との連吟になっています。しかし実際問題として、ありもしない勧進帳を読めと言われて、適当な往来物の巻物一巻を取り出した弁慶が読み上げる勧進帳を、同吟するという形はどう考えてもしっくりしません。「天も響けと」という力強い謡を強調するために連吟の形にしたのかもしれませんが、結局のところ、観世流でも他四流と同様に、シテ弁慶が一人で読み上げる形を勧進帳という小書上の演出とし、実際には常に勧進帳の小書を付けて演じることとしているようです。
従って勧進帳の小書は付いていますが、結果的には他流の小書無しと同じ形ということです。なお勧進帳という小書が金春流にもあるらしいのですが、どのような演出なのかは承知しておりません。

さて舞台は名宣笛でのワキの登場。ワキ福王和幸さんの富樫と、アドアイ野村太一郎さんの従者が登場してきます。笛方の一噌幸弘さんは、他の和洋楽器とのセッションなど様々な取り組みをされていて、能管も楽器として捉えて演奏されているという印象を受けます。この日の名宣笛も、名宣笛の譜を吹いているというよりも、登場してくる富樫という人物自体を表現しているような印象を強く感じました。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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