能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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安宅のつづき

登場したワキは加賀国の富樫の何某と名乗り、義経主従十二人が作り山伏となって奥州に向かっており、新関を設けて山伏を留めている旨を述べると従者を呼び出します。山伏が通行する時は知らせるようにと命じてワキ座に下がり、アドアイはその旨を触れて下がります。

続いて次第の囃子、一同の登場です。シテ弁慶は幕を出ると欄干に寄って出、様子を覗うような様から一度戻し、次々に橋掛りに同山、オモアイ能力が登場してきます。
舞台に入った一行は左右に分かれて立ち、向かい合うと次第の謡「旅の衣は篠懸の」と謡い出しです。
以前にも書きましたが、同山の人数は流儀によって異なる様子です。観世流では九人というのが普通のようで、子方、シテ、オモアイまで入れると謡本通り一行十二人となります。この人数の話は以前書いた通りですが、この日も同山九人が登場し、五人と四人に分かれて水衣も異なったものを着けています。

次第の後は地取りの代わりのように、オモアイの謡「おれが衣は篠懸の 破れて事や欠きぬらん」が入り、サシ、シテ、ツレの掛け合いから上歌、下歌と続き、続く上歌「気比の海 宮居久しき神垣や」は道行の形で安宅に向かう道すがらが謡われ、シテは目付との間を数足行き来して「花の安宅に着きにけり」と元に戻ります。
シテが声をかけ一同が着座、ワキ、アドアイはワキ座の後ろに下がり、ワキ座では子方が床几に腰を掛けます。

シテは一度後見座に向かい、直して正中に出ると子方が「如何に弁慶」と声をかけて問答。
弁慶が発案して義経を能力の姿にすることにし、オモアイの笈を持ってこさせます。シテはアイの持ってきた笈をワキ座の子方の前に押し出して正中あたりに戻り、アイに声をかけます。この間に子方の装束が直されます。
さてシテがオモアイに関の様子を見てくるようにと命じ、アイは立ち上がり出かけた風になりますが、山伏を詮議しているというのに山伏の姿はよろしくないと気付き、兜巾を外します。二ノ松辺りまで一度進んでから一ノ松に戻し、関の様子を見ている風でシャベリますが、山伏の首が斬って掛けられているのに気付いて「山伏は貝吹いてこそ逃げにけれ 誰追い掛けてあびらうんけん」と歌を詠み、逃げるように報告に戻ってシテにも一首詠んだと歌を披露します。
さてこのつづきはまた明日に
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