能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

富士山さらにさらにつづき

ワキの問いかけ。着座のまま、ワキは目付柱の遠くの方を眺める形で「あれに見える山はいかなる山か」と問いかけます。
シテはやや腰を浮かせ、目付の先に山を見る形で、あれは愛鷹山、富士と並ぶ高山で金胎両部を顕している。と語ります。
ワキは重ねて、浅間大菩薩はいずれの神かと問いますが、シテはここで自らの実体をほのめかし、地謡が「恥ずかしや我が姿」と繰り返すと立ち上がってワキに近寄り「不死の薬は与うべし。暫くここに待てしばし」と言い置く形で、ワキ座から常座に向かい、廻って正に向き直って開キ、あらためて来序で中入となりました。
ツレもシテに従って退場します。

さて囃子は狂言来序に代わり、末社出立のアイが登場してきます。

アイは浅間大菩薩の末社と名乗り、不死の山は人皇二十二代雄略天皇の御宇に一日一夜のうちに湧出し、三十一代敏達天皇の御宇に役行者が見出して富士山と言うようになった三国一の山であると語ります。神武天皇から数えて雄略天皇は二十一代、敏達天皇は三十代だと思うのですが、なぜか一代ずつ違っています。

さてアイは唐土から方士が渡って不老不死の薬を求めた謂われを語り、最前、権現・かぐや姫が姿を現し、さらに不死の薬を与えようと言った次第を述べて、神の出現の前に一曲をも仕れと言われてきたと言って、三段ノ舞を舞います。
「これまでなりとて末社の神は もとの社に帰りけり」と舞上げたアイが退場すると、出端の囃子で後ツレかぐや姫が登場してきます。

後場は、最初に書きました通り金剛流と金春流で進行が違います。これも最初に書いた通り金春の演能は見ておりませんので、謡曲三百五十番が金春の形と想定して記載しますが、三百五十番ではアイの退場後、地謡が「かかりければ富士の御嶽の雲晴れて 金色の光天地に満ちて 明け方の空は明々たり」と謡って出端、後シテの出になっています。

それに対して金剛では、まず出端が奏されて後ツレ天女が登場して来る形です。
さてこのつづきはもう一日明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/1795-b872e26f

 | HOME | 

カレンダー

« | 2017-06 | »
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。