能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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羽衣のつづき

囃子方、地謡が座に着くと後見が登場し、一ノ松の欄干に畳んだ衣を懸けます。この曲は正先に松の立木台を出し衣を懸けるのが通例ですが、小書が付くと立木台を出さずに勾欄に衣を懸ける形になる場合が多いようです。

実は金剛の小書無しの演能も観能記を書いているので、この点、念のために確認しておこうと思ったのですが、そうした細かいことは何も書いてありませんでした。このブログも最初の頃は観能の印象を主にしていたためですが、その場の日記としては良いとしても、後で何かを確認しようとするとほとんど役に立ちません。
その後、いわゆる感想の記載は思い切って削り記録を主に書いていますが、他流との比較や能楽師の演出の意図を考えたりするには、この方が有意と考えています。まあ個人のブログなので、どう書いても個人的な満足以上のものではありませんが・・・

それはさておき・・・今「閑話休題」と書こうとして、そもそも全体が「閑話」ではないのかと自分に突っ込んでしまいました・・・舞台の進行に移ります。
ワキの野口さんのお父さんの方、ワキツレ工藤さん、野口さんのご子息と三人が一声で登場し舞台中央で向かい合って一セイ「風早の 三保の浦回を漕ぐ舟の 浦人さわぐ浪路かな」を謡います。三人は大口に水衣、肩に竿を担い漁師の姿。謡い終えるとワキツレ二人はワキ座に向かい、ワキのみが後見座で竿を下ろして橋掛り一ノ松に向かいます。

一ノ松でワキのサシ「これは三保の松原に 白龍と申す漁夫にて候」を謡い、直ちに詞「われ三保の松原に上がり・・・」となります。常の形は舞台上で向き合って一セイ、ワキのみ正面を向いてサシ、向き合って三人の謡、下歌、上歌と続いてワキの詞になるわけですが、バッサリ省略されています。

ワキは「寄りて見れば」と衣に寄り両手に取ると「家の宝ともなさばやと」と舞台へ向かいますが、ここで幕が上がりワキが正中あたりに至ったところで、シテの呼び掛けとなります。「自分の衣なのになぜ持っていくのか」というわけですが、ワキは拾った衣なので持って帰るんだよ、と答えます。このあたりからシテが鏡の間内を歩み出し、「それは天人の羽衣とて」と説明しつつ幕を出てきます。
天人の羽衣と聞いては国の宝にしなくてはならないから返せないとワキが言い、一ノ松までやって来たシテが「羽衣がなくては天上に帰れないので返してほしい」と懇願する形です。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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