能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

千鳥 野村萬斎(喜多流自主公演能)

和泉流 喜多六平太記念能楽堂 2012.11.25
 シテ 野村萬斎
  アド 月崎晴夫、小アド 高野和憲

千鳥は茂山逸平さんの上演の記録を書いています(鑑賞記初日月リンク)。同じ千鳥ですが大藏流と和泉流では案外違うという一曲。流儀によってもほぼ同じというものもあれば、全く違う曲もありますが、この曲は割合違いがある方かなと思います。

舞台にはアド主人の月崎さんが長上下で先に立ち、半袴のシテ太郎冠者の萬斎さん、長上下の小アド酒屋の高野さんが続いて登場。シテは大小前、小アドが笛座前に控えて、アドの名乗りです。
主人は太郎冠者を呼び出して、この辺りの神事が明日行われるので酒屋に行って酒を取ってきてくれと命じます。しかし太郎冠者は「酒手の算用」が済んでいないのでなかなか酒を取っては来られないと断ります。主人は先日も取ってきたではないかと言いますが、冠者はいろいろな嘘を言って酒を持ってきたもので、とても無理なことと重ねて断ります。
すると主人、されば米をやろうと言い出します。しかし太郎冠者すかさず、僅かばかりしかない米をやったらご飯米にも困りましょうと諫めます。
とは言え明日の神事に酒がなくては済まないだろうと主人に言われ、そこは太郎冠者も納得するところなので、結局は不承不承ながら酒を貰いに行く羽目になってしまいます。

主人は後見から葛桶を受け取り正先に置いて下がります。
太郎冠者は、小さな樽ならまだしも大きな樽を持ち出して、と困りますが、ともかくも桶を持って酒屋に向かうことにします。
この独白で、主人が酒好きで何かにつけては酒を呑んで困ったものだという話も出てきます。

大藏の形では、酒屋の主人と太郎冠者が親しい仲で、しかも太郎冠者が酒好き。せっかく酒をもらってきても自分に呑ませてくれないと太郎冠者が主人に文句を言い、主人が今度は太郎冠者に最初に呑ませるから、などと言い訳して使いに行かせるやり取りがあります。冒頭の部分でもいささか違いがあって面白い。今回の上演では明日が当地の神事というのが、その後の酒屋とのやり取りの伏線になっています。
ともかくも、このつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/1810-d974e724

 | HOME | 

カレンダー

« | 2017-10 | »
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。