能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

千鳥のつづき

さて舞台を廻って酒屋に着いた態の太郎冠者、樽を見せてはなるまいと常座と後座の境に葛桶を置いて声をかけます。これに答えて小アド酒屋が立ってワキ座に。

シテは酒屋に追従を言い、さらに明日は神事があるので、子供など連れて早朝からおいでいただきたいと酒屋を誘います。
酒屋は用事があって行かれぬと断りますが、それでは子供だけでもいかがか、などと太郎冠者はねばります。明日の神事では面白い山が出るなどとさらに誘うのですが、酒屋はなかなか応じてくれません。そんなやり取りの内に、太郎冠者は神事なので酒が要ると自然に話を持っていき、正先に樽を出します。

なんとなく良い雰囲気で話を進めてきた酒屋も、算用が済んでいないので酒は売れないと、ここは厳しく断ります。しかし太郎冠者は、今朝ほどこちらに向けて牛につけて一駄の米を送ったがまだ着かないか、と言い出します。

主人は機嫌を直し、米が来るなら酒を詰めてやろうということになり、酒を詰めた樽を正先に出し、米が届くまで話をして待っていようということになります。
そこで太郎冠者が尾張の津島祭の話をすることになります。大藏流では、酒屋が太郎冠者に代金のない時だけ自分の所に来るのだろうと言い、しばらく来なかったのがその証拠だと言うと、太郎冠者は尾張の津島祭を見物に行っていたので来られなかったのだと言い訳し、津島祭の話をする展開です。

今回の舞台でも、以前観た大藏流でも、まずは浜辺で子供が千鳥を取るのを見た話になり、酒屋に「浜千鳥の友呼ぶ声は」と囃させ「チリチリヤ チリチリ」と樽を千鳥に見立てて、千鳥取りの真似をします。
最初は酒屋も面白がっていますが、太郎冠者が千鳥に見立てた酒樽に手を出し酒屋が止めさせます。もう一度ということでまた囃しますが、今度は太郎冠者が葛桶に引き綱をつけて引こうとし、酒屋これは面白くないと言って千鳥の話は終わりにして違う話を求めます。
このつづきはもう一日明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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