能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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鞍馬参 佐藤融(国立能楽堂企画公演)

和泉流 国立能楽堂 2012.12.08
 シテ 佐藤融
  アド 佐藤友彦

当日も書きましたが、これまで知っている鞍馬参からみると前半が省略されたような形での上演です。

以前ブログに書いた大藏流善竹十郎さんの上演(鑑賞記初日月リンク)では、アド主、シテ太郎冠者が登場し、主が初寅のため鞍馬に参ることにしたと太郎冠者を呼び出します。
主は太郎冠者に初寅のため鞍馬に参るので、なんぞ道具を持てと命じますが、道具は何を持っていくのかといったやり取りの後、太郎冠者一人を連れて鞍馬に参詣することになります。

その鞍馬参りの通夜ということで、二人は鞍馬の御前に出ますが、どの様に通夜をするかで悶着の末に、ようやく夜が明け家に戻ることになります。この道すがら、太郎冠者が通夜の間に何やら大声を出したという話になり、実は多聞天より福を下されたと太郎冠者が打ち明けるという展開です。

今回の上演では長上下のアド主が太郎冠者を従えて登場すると、正先へ出て名乗り、夜前鞍馬へ参詣したが、太郎冠者が大声を上げたのでその子細を聞こうと思うと述べて、大小前に座して控えていた太郎冠者を呼び出します。
ここからの展開は、鞍馬からの道すがらのやり取りと概ね同じになっていますので、要は前半部分、実際に鞍馬に参詣して通夜をするというところが完全に省略されている形になっています。

これがこの日の独特な演出なのか、狂言共同社に伝わる形がこういう演出なのかは分かりませんが、一昨日書きましたように、名古屋の狂言共同社と野村又三郎家は、それぞれに山脇派、野村派の狂言を伝えており和泉流と言っても台本に違いがあります。そうした違いのある一曲なのかもしれません。
アドの名乗りが正先というのもあまり見かけない形です。

ともかくも主人は太郎冠者を呼び出してワキ座に向かい、シテが常座に立って問答がはじまりますが、このつづきはまた明日に
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