能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

女郎花さらにつづき

立ち去ろうとするワキにシテが声をかけ、二人は向き合って地謡の下歌に。シテが花折ることを許したことが謡われ、シテはワキに向かって左手を伸べて勧めるような型。
上歌に続き、シテは舞台を廻って再びワキに向き合います。

ワキが女郎花を眺めていて未だ八幡宮に参っていないと言い、シテはちょうど今、参詣しようとしているところだとワキに向き、道案内をしようと言って正中から正面を向き正先の方を見やる形。ワキはこれに合わせてワキ座からやや斜めに正先の方を見る形で、二人して八幡宮に同道する様子になります。
シテが「山下の人家軒を並べ」と謡い、二人はワキ正を向いて人家を見る形です。

続いて二人同吟から地謡となり、二人は「御旅所を伏し拝み」と着座して合掌します。上歌の「久方の」でシテが立ち上がりワキは合掌を解きます。さらに「月の桂の男山」の繰り返しで笛のアシライが入り、シテが正先に歩み出すとワキも立ち上がってワキ座へと下がります。
正先に進んだシテは、開クと「苔の衣も妙なりや」と目付柱を向いて歩み出し、廻って常座へ。ワキは地ノ頭に立って、「しるしの箱を納むなる」と二人して正面を向きます。

さらに「法の神宮寺有り難かりし霊地かな」でシテ、ワキが向き合い、ワキが正中のシテに近づいて二人が正中で寄り添う形になります。二人して石清水八幡に向かう様子を示します。「山聳え谷廻りて諸木枝を連ねたり」とシテが目付柱を向いて開キ、ワキも同じ方向に向きを換えます。ここからシテが正面に向きを戻し、ワキはワキ座へ下がり、シテは正先へとツメてから「三千世界もよそならず」と目付の方を見回しつつ出て舞台を廻り、大小前に戻って八幡宮にやって来た様子。ワキが正先の方を向いて両手を突き「かたじけなしと伏し拝む」と拝する形になり、この姿をシテが見込みます。

シテ、ワキ二人して参詣の道をたどる様を示しているようで、派手な所作がある訳ではないのですが、二人の位置関係の変化が思いの外、写実的な印象を強めているように感じます。
シテは、これこそ石清水八幡宮なので心して拝むようにとワキに言うと、気を変えて場面が変わった風で、はや日の暮れて候へば御暇申し候ふべし、とワキに別れを告げる風です。ワキは立ち上がってシテを向くと、話を変えて男山と女郎花の謂われを尋ねます。
さてこのつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/1832-fea3b707

 | HOME | 

カレンダー

« | 2017-07 | »
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。