能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

葛城 高林白牛口二(喜多流自主公演能)

喜多流 喜多六平太記念能楽堂 2012.12.16
 シテ 高林白牛口二
  ワキ 殿田謙吉
  ワキツレ 梅村昌功 吉田祐一
  アイ 野村扇丞
   大鼓 佃良勝、小鼓 森貴史
   太鼓 小寺佐七、笛 藤田朝太郎

事情があって途中で帰らなければならない可能性が高かったため、指定を取っておいた一階正面席から二階席の端の方に移っての鑑賞。喜多の能楽堂、二階席はちょっと覗いたことがある位だったのですが、上から見下ろしてというのもなかなか面白いものです。

さて舞台には次第の囃子でワキ、ワキツレの一行が登場してきます。ワキの殿田さんがシケの水衣で黒の色味は褐色(かちんいろ)でしょうか、ワキツレ梅村さんと吉田さんは茶のヨレの水衣、いずれも山伏姿なので白大口で、水衣の上から篠懸をかけて兜巾を着けています。

型通りに舞台中央で向き合っての謡、続いて出羽の羽黒山より出でたる山伏というワキの名乗り、三人での道行、ワキの着きゼリフと続きます。
葛城山に着き、雪が降ってきた。木陰に立ち寄って雪の止むのを待とうと、ワキ一行はワキ座に向かいます。この進み掛けたところにシテの呼び掛け。ワキは歩みをとめ、声がかかってゆっくりと一足振り返ります。

何方へ行くのかというシテの問いかけに、ワキは葛城の明神に向かうところと答えますが、このやり取りのうちにシテが橋掛りを歩んできます。
シテは薄い黄色系の箔を腰巻にして、白の水衣、被った笠には雪を置き、右手にこれまた雪を置いた小枝を持っての登場です。
「おや杖を突いていない」と思ったのですが、この曲なぜか金春で観る機会が多く、以前の本田光洋さんの鑑賞記(鑑賞記初日月リンク)で書いたように小枝と杖を持って出る形を見ていたせいか、なんとなく杖を持って出るのが定番と思い込んでいたようです。観世流も本来は杖を持たないらしいのですが、大和舞の小書付で演じられることが多く、この場合は杖を持つので余計にそう思ったのかも知れません。
しかし同じ喜多流、粟谷能夫さんが「岩戸之舞」という小書を付けて演じられた時には杖を持たずに登場しました。杖を持たないのが流儀のやり方なのでしょうね。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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