能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

葛城のつづき

割と長めのシテ、ワキの問答となり、シテは雪宿りに自分の家にて一夜を明かすようにと勧め、ワキもその申し出に従うことにします。
地謡が雪中の道を下り柴の庵に着いたことを謡うなか、シテは常座から目付に出、ワキがシテに寄って並ぶ形になります。シテが舞台を廻り大小前に向かうとワキも同じ方向を向いて、シテの歩みに着いて行くような風になります。地謡いっぱいにシテは後見座を向いて笠を外し、ワキがワキ座に着座して、庵に着いた形です。

舞台上は庵の中、シテはここに標(しもと)の候、と小枝を差し出し、篠懸を乾すようにと勧めます。どうも見落としてしまったのですが、ここで差し出した小枝には雪が付いておらず、最前の雪の付いた小枝を後見座で取り替えたのか、小枝に付いていた雪を外したものか、さてどちらだったのだろうと気になりました。

この後は標を廻ってのやり取りが続き、地謡の謡い出しでシテは開キ、拍子二つ踏むと角に出て開キ、「言の葉そへて大和舞」と七つ拍子踏んで角へ出て角トリ。舞台を廻って常座から「松が枝そへて焼かうよ」と枝を差し出しつつワキに寄って下居、枝を置いてクセに入ります。

クセは舞グセ、曲舞の方をなぞりつつ、山伏一向に標をあつめ柴を焚いて身を休めるようにと勧めて正中に下居します。

ワキが「はや夜に入りて候ほどに勤めを始めうずるにて候」と言って、夜の勤行を始めようとします。これに対してシテが苦しみがあるので加持祈祷をしてほしいと言いだし問答になります。やり取りのうちに、葛城の神が岩橋を掛けなかったために、明王の策に縛められて苦しみを受けていることが明かされ、地謡でシテは立ち上がると、ワキ正から廻って常座に行き一度正面を向いて開キ、あらためて「神隠れにぞなりにける」と中入です。笛が一噌流藤田朝太郎さんですので送リが吹かれて思い深く退場しました。

代わってアイ扇丞さんが登場してきます。そういえば粟谷能夫さんの時もアイは扇丞さんでした。
この山下に住まいする者と名乗り、あまりの大雪と驚きつつも目付に出てワキを認め、型通りの問答から葛城の岩橋について知るところを語ることになります。
このつづきはまた明日に
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/1839-04b01697

 | HOME | 

カレンダー

« | 2017-11 | »
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。

FC2Ad