能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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箕被のつづき

シテは、連歌の会の頭に当たったので明日客人が集まってくるから準備をするようにと妻に命じます。しかし妻は、日々の暮らしさえ苦しいのに、そのような準備はできないと反対します。シテは、妻の父親も連歌好きだったので、頭に当たった大事さは分かるだろうなどと言いますが、アドも簡単には引き下がりません。

シテは、以前に頭に当たった時は用意をしてくれたではないかとアドに言いますが、アドは、その時は実家の親に頼んで用意を調えたのだと返事します。
ならば実家の親に頼んでくれとシテは重ねて言いますが、さすがにそれは出来ないとアドが拒み、どうしてもというなら自分に暇を出してくれと求めます。

さすがにこの申し出にシテ夫もやむを得まいと、仕方なく暇を出すことを承知します。
妻は、それでは暇の印に何かくれるようにと求めます。しかし家の中にはなにもありません。
妻は暇の印は夫から渡されることが大事で、ものは何でも良いのだ(「塵を結んでなりと下されい」)と重ねて求めます。これに再度家の中を見回していた夫は、それならば朝夕手馴れた箕を持っていくようにと言って、アドに立てかけてあった箕を渡します。

さて箕を渡されたアドはこれを裏返しに被く形にして頭上に掲げ「さらば さらば」と別れの挨拶をして、家を出ていきます。

この後ろ姿を見ていたシテが、その姿に風情があると、にわかに連歌を詠みたくなり
「未だ見ぬ 二十日の宵の 三日月(箕被)は」と詠みかけます。
三日月と箕被をかけた、確かに面白い発句ですが、これを聞いたアドが怒り出すかと思うとさにあらず。発句を詠みかけられて返歌をしないと、後の世には口のない虫に産まれるという、などと独白し、返歌をしないわけにはいかないと戻ってきます。
さてこのつづきはもう一日明日に
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