能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

枕慈童 高橋忍(第53回式能)

金春流 国立能楽堂 2013.02.17
 シテ 高橋忍
  ワキ 宝生欣哉
   大鼓 内田輝幸、小鼓 古賀裕己
   太鼓 井上敬介、笛 寺井宏明

以前、関根祥六さんがなさった菊慈童の鑑賞記を書きましたが(鑑賞記初日月リンク)、その際にも触れた通りに観世流では「菊慈童」というこの曲、他の四流では枕慈童といいます。観世流にも枕慈童がありますが、こちらはいささか設定が違う別曲です。

舞台には菊籬を付けた一畳台が運び出されてきて大小前に据えられます。さらに紫の引廻しをかけた山が運び出されてきて一畳台の上に据えられます。山と書いたのは上に木の葉が載せられた形になっていたからですが、祥六さんのときの記録と比べていただくとお分かりの通り、作り物の出し方がけっこう違います。

祥六さんのときには菊籬の付いた一畳台に枕を乗せて正先に出し、一方、大小前に引廻しを掛けた藁屋が出されるという形でした。藁屋の引廻しが外されると菊の籬が付けられているという趣向でして、一畳台を正先に置くのが普通の形と思っておりましたが、枕慈童は違うのかも知れません。

舞台が整うとワキの出、当初予定の宝生閑さんがご病気ということで、ワキが宝生欣哉さんに代わり、大日向さんと梅村さんがワキツレで出ました。

次第の囃子で登場したワキの一行、舞台上で向き合い次第を謡った後、ワキの名乗り。魏の文帝に仕える臣下と名乗ります。酈(機種制約文字ですので表示されない場合は、麗の右におおざとを書いた字)縣山の麓から薬の水がわき出ているのでその水上を見てくるようにと宣旨を受けたと言います。以前も書きましたように、観世流のみ「レッケンザン」と読みますが、観世以外は「テッケンザン」と読むようで、当然ながらこの日はワキ方もシテ方も「テッケンザン」と謡っておりました。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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