能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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枕慈童さらにつづき

シテ、ワキが謡う偈文、ご承知の通り法華経観世音菩薩普門品の偈、いわゆる観音経の終わり近い部分ですが、偈の構成からいうと二句というよりは四句では・・・と思ったら、喜多流では四句と謡うらしいです。

ともかくも「楽」ですが、ゆったりと始まって異国風の雰囲気がなかなか良い感じ。
舞上げるとシテの「ありがたの妙文やな」から地謡、大左右打込、開キと型が続きます。「泉はもとより酒なれば」と六拍子を踏み、目付で酒を汲む型から正先へ「酌みては勧め」と酒を勧める形。

「月は宵の間」と抱え扇して月を表し、六拍子踏んで「酔いに引かれてよろよろ」と下がり、台上の枕を取り上げると「戴き奉り」と正に向かって枕をいただく型。
直して立ち上がると舞台を廻り、大小前にて「花を筵に臥したりけり」と枕扇、安座して「もとより薬の酒なれば」と謡います。

地謡を聞きつつ、立ち上がるとシカケ開キ「七百歳を保ちぬるも」とユウケン。
一度、枕を見込んだ後、ワキに寄って「いかにも久しき千秋の帝」と正中に下がって下居。両手着いてワキに礼する形から立ち上がって角へ。
さらに大小前へと戻り,再び「酌めや掬べや」と酒を酌む形。正先へ出ると舞台を廻り、常座で小回りしてシテ柱に向かい、留拍子を踏んで終曲となりました。

もともとは、慈童が帝の枕を跨いでしまい、その罪の故に酈縣山に追放されたという前場があり、これが省略されてしまったために、なぜ枕が出てくるのか、ストーリー的には収まりの悪い曲になっていますが、菊と酒の功徳を舞を見ながら楽しもうと、まあそういう気分を大事にしたということなのでしょう。
ある意味で、能らしい能かも知れません。
(50分:当日の上演時間を記しておきます)
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