能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

飛雲 廣田泰能(第53回式能)

金剛流 国立能楽堂 2013.02.17
 シテ 廣田泰能
  ワキ 高安勝久、アイ 野村太一郎
   大鼓 山本哲也、小鼓 曽和尚靖
   太鼓 桜井均、笛 一噌隆之

ようやく式能の最後の曲「飛雲」にたどり着きました。
この飛雲は極めて上演の少ない曲です。一応金春以外の各流謡本には出ている様子なのですが、喜多流が現行曲としているのかどうか今一つ不明です。少なくとも、ここ数年の演能では金剛流以外に見かけた記憶がありません。

何時もお世話になっている大角征矢さんの観世流演能統計で拝見すると、昭和11年から平成21年までの60年間で上演回数が20回。先日、極めて上演が希ということでご紹介した住吉詣よりもさらに少なく、上演数の順位でいうと206曲中188位という状況です。金剛流では年一度くらいは上演がある様子なので、この辺りは流儀の考え方ということなのでしょうね。

まずは次第の囃子で、三熊野の山伏、ワキの高安勝久さんとワキツレ中村努さんが登場してきます。ワキは小格子厚板に白大口、縞目の水衣に篠懸をかけ、兜巾を戴いています。ワキツレは無地熨斗目に白大口、ヨレの水衣で篠懸兜巾。羽黒山に向かって下向する途次というわけです。

ワキの名乗りの後は二人の道行。「木曽の掛橋谷深み」と木曽路に入ったことが謡われてワキの着きゼリフ。「いずくとも知らぬ山路に分け入りて候」ということで、ここで暫く休もうと言ってワキ座に下がります。

囃子は一声。前シテは無地熨斗目着流しに水衣肩上げの老人。柴を負い、右手には杖をついて登場してきます。
このつづきはまた明日に
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