能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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住吉詣 観世喜正(のうのう能特別公演)

観世流 国立能楽堂 2013.02.24
 シテ 観世喜正
  ツレ 梅若紀長(源氏)、中森健之介 桑田貴志 小島英明(従者)、遠藤喜久(惟光)
  子方 馬野訓聡 遠藤遙実(随身)、奥川恒成(童)
  ツレ 中所宜夫 遠藤和久(侍女)
  ワキ 森常好、アイ 深田博治
   大鼓 亀井広忠、小鼓 大倉源次郎
   笛 藤田六郎兵衛

上演当日のブログに書きましたが、住吉詣は上演が少ない曲の部類です。最大の理由は人数らしく、上に記したようにシテ、ワキ、ツレ、子方、アイなど、都合13人が登場します。これだけの演者を揃えるのは確かに大変。しかも子方が三人で、花見の稚児のようにただ立っていれば良いという訳ではありませんから、これまた大変そうです。

当日は上演に先立って東京学芸大学教授の河添房江さんの解説があり、この曲の原典となった源氏物語との比較から、興味深いお話がありました。
源氏物語では、朧月夜との仲が発覚して都を逃れた源氏は、須磨、明石と遍歴し明石の上と知り合いますが、朱雀帝の許しを得て都に戻ります。

そして続く「澪標」で、源氏は須磨から逃れる際に祈りを捧げた住吉大社に詣でますが、偶々同じ日に住吉大社に詣でていた明石の上とすれ違ってしまいます。
一方「住吉詣」は、この澪標の巻を原典にしているのですが、この曲では源氏と明石の上が再会し、共に舞を舞うという花やかな展開になっています。この、なぜ二人は対面したのという点について、河添さんは住吉の神の霊験説や、中世の源氏物語梗概書に「ここにて源氏御対面あり」といった記述がなされているものがあり、こうしたものの影響かと話されていました。
また詞章の中に伊勢物語に由来する地名が謡い込まれていることについても話がありましたが、こちらは能の展開に沿って触れたいと思います。

ともかくも、舞台の展開は明日につづきます
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