能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

住吉詣もう一日のつづき

惟光の酌に、地謡が「酔に引かるる戯れの舞 面はゆながらも移り舞」と謡い、シテ明石の上が立ち上がり常座へ。後見を向いて立ち、笛の吹き出しで正に向き直って序ノ舞の舞出しです。

初段の直前でツレ源氏が立ち上がってシテと並び扇広げて打込、上扇して段になり、初段は二人の相舞となります。序ノ舞を男女で舞う相舞というのは珍しい形ですね。
二段の頭で扇を左に取り、二人が一度向き合う形になります。ここで源氏は扇をおさめて床几に戻り、シテが地を舞って二段で舞上げとなりシテのワカです。

「身をつくし戀ふる験に此処までも」と謡って地謡。地謡が受けてシテは舞台を廻り、大小前から「互の心を夕波満ち来て」と謡いつつ源氏を向き、舞台を廻りつつ源氏に思いを見せますが、「逢ひ見まほしくは思へども」と正中に下居して頭下げ、立ち上がると常座から橋掛りへと向かいます。

ツレも従って立ち上がり、去って行くシテの一行を追う形で源氏も立ち上がります。
「名残も牛の車に召されて 上れば下るや稲船の」と常座に進んで、明石の上を見送り、正に向き直って開キ、袖返して留となりました。

花やかな舞台で、これはこれで楽しめましたが、それにつけても出演者が多く、度々演じるのは確かに難しそうです。何かの祝い事等の時に演じられる曲というのも納得いく感じがします。

ところで上演が少ないというこの曲ですが、国立能楽堂では、昭和58年、平成5年・13年と、これまで3回の上演があって、河添さんは今回の解説のためにライブラリーで録画をご覧になったそうです。私は録画を見るまでの余裕がありませんでしたが、記録を見てみると観世流が二度、もう一度は金剛流です。
さてそのうちの金剛流の記録では、童随身は登場せず、従者が四人になっています。しかも従者四人はワキ方で、ワキツレと表記されています。してみると、金剛流と観世流では曲の演出にもけっこう違いがあるのかもしれません。
(76分:当日の上演時間を記しておきます)
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/1871-c766b6dc

 | HOME | 

カレンダー

« | 2017-10 | »
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。