能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

海士 赤頭三段之舞 長山禮三郎(九皐会四月定例会)

観世流 矢来能楽堂 2013.04.14
 シテ 長山禮三郎
  子方 長山凜三
  ワキ 福王和幸、アイ 善竹富太郎
   大鼓 國川純、小鼓 幸正昭
   太鼓 助川治、笛 松田弘之

海士をこのブログで取り上げるのは二度目になります。
前回は3年程前に栃木県足利市の足利能で、観世流中村裕さんのシテで拝見していますがそれ以来ということになります。
その際の鑑賞記には、この曲が讃岐国の志度寺あたりに伝えられる海女の玉取伝説から作られたことをはじめ、淡海公を巡る話などについても記載しています。

したがって今回はそうした部分は記載しませんが、さて舞台の記録に入る前に、前々からなんとなく腑に落ちない点について、いささか思う所を書いておこうと思っています。

この曲、前場では房前大臣の亡母が海士人の姿で現れて、玉取伝説を踏まえた仕方話を見せ、自ら母の幽霊であると明かし弔いを求めて姿を消します。
さて問題は後場で、龍女が現れて房前に経巻を渡し早舞を舞うのですが、さてこの龍女は何者なのか・・・という疑問です。

いや、房前の母であるのは、それはそうなのでしょうけれども、どういう性格付けなのかがすんなりと理解できないと、まあそういうことなのです。
亡き母は龍女に変じることによって成仏を得ようとしている・・・あるいは成仏したのですが、どうしてまた龍女を持ち出してきたのか。また成仏しているのか、する直前なのか・・・などなど、わかったような、わからないような・・・
今回は舞台の様子の後に、この辺りを巡って思う所を書いてみようと思います。
さて舞台の様子は明日につづきます
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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