能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

海士さらにさらにつづき

ワキは子方に向かって両手をつき、あまりに不思議な話なので、最前の御手跡を披いてご覧になるようにと勧めます。
これを受けて子方が中啓を広げ「さては亡母の手跡かと・・・」と謡い出します。たいへん難解な謡なのですが、凜三クン朗々と謡上げました。
実はずっと床几に腰を下ろしたままの間に、なにやら泣いていたような様子だったのですが、この謡を聞くとそういう雰囲気でもないようでした。地謡の駒瀬さんが何やら話しかけたりしていたのですが、さてどんな子細だったのか・・・

ともかくも子方の謡から地謡となり、出端が奏されて後シテの出になります。

後シテは赤頭三段之舞の小書がついたため、常の黒頭から赤頭にかわり、冠も大龍戴となっています。右手に鬼扇、左手には経巻を持ち、ゆっくりと登場。大龍戴が凄まじい大きさなので、素早い動きは難しそうです。それもまた装束のねらいなのかも知れません。

ゆったりと常座まで出ると「あらありがたの御弔やな」と謡い出します。
地謡が受けて「深達罪福相・・・」と法華経の経文を謡い出し、シテもこれと掛け合いの形になると、経巻を捧げてから両手で広げ、経文を読み上げる形で謡が続きます。

地謡の謡のうちに経巻を巻き戻して立ち上がり、子方に近寄って左に持った経巻を渡すと、子方が下居して経巻を広げ、経文を読む形になります。
これに合わせるようにシテは常座あたりから子方を見込み、さらに正中へ出て答拝し早舞舞出しです。

早舞は小書の名の通り三段に舞います。二段のオロシで逆回りに舞台を廻ってワキ座前に至り、ここから橋掛りへと進んでいきます。橋掛りでクツロギ。しばしゆったりとした後、舞台に戻って正先で羽根扇の型から三段へ。正中に進んで下居し、子方を見込んで舞上げとなります。
このつづき、もう一日明日に
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