能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

右近のつづき

実際に観てから随分と時間が経ってしまったので、メモを取った部分以外の記憶が曖昧なのですが、たしか一同が着座すると、直ぐに笛が座付きを吹き真ノ次第でワキ、ワキツレの出になったと思います。

この曲、少なくとも観世流では正先に桜立木台を出すことになっていたはずですが、当日は立木台を見た記憶がありません。右近というのは右近の馬場、右近衛府の馬場の意味で桜の名所だったようです。右近、左近と言えば、右近の橘、左近の桜と言いますが、こちらは御所の階の左右に植えられた橘と桜のことで、右は桜ではなく橘ですね。

ともかくも真ノ次第で登場した大臣ワキの舘田さん、赤大臣の野口琢弘さんと吉田祐一さんを従えて舞台に進み、向かい合っての次第。型通りに三遍返しで謡い、ワキの名乗りとなります。

ワキは鹿島の神職、筑波の何某と名乗り、都に上って名所旧跡を見て回ったが、北野右近の馬場の花が今を盛りと聞いたので、右近の馬場に急ぎ向かっているところと述べます。観世の謡本には「鹿島の神職何某」とあり「筑波」はありませんが、茨城県民としては「筑波の何某」にひかれます。

つづいて三人揃っての道行。桜狩り・・・と謡っていますが、紅葉狩りと違って現在ではまず使われない表現。右近の馬場に着き、車や輿を連ねて花見の人がやって来ているのに気づきます。暫く休んで花を眺めようと言って、一同はワキ座に下がって着座します。

ここで後見が車を出してきます。常座に物見車を据えると一声の囃子。前シテの出です。先に紅入唐織着流しのツレ二人が出て、後から緋の大口に紅入唐織を打ち掛けにしたシテが続きます。
シテのみが車に入り、ツレが車の両側に立ってシテのサシ。両側に立っていますが、設定としては三人とも車中の人ということです。
さてこのつづきはまた明日に
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