能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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雷電さらにつづき

シテは続けて、やや腰を浮かせてワキを向いて念を押すように、その時にきっと僧正が(宮中から)呼ばれるだろうが、参内しないようにと言います。

ワキは、宣旨があっても一、二度までは参内しないと答えますが、シテはさらに、勅使が度々重なったとしても、けっして参内しないようにと求めます。しかしワキは、王土に住む以上、勅使が三度に至れば参内しないことは出来ないと言い切ります。

するとシテは様子を変え、扇を広げるとワキの謡の内に立ち上がり、地謡にあわせて本尊の前に置かれた石榴を取るように正先に素早く進み、両手で石榴を取り上げる形。六拍子踏んで面を切り、目付から小回りをしつつワキ座前まで進み僧正に迫る形です。
さらにワキ座前から常座へと進みますが「僧正ご覧じて騒ぐ景色もましまさず」の地謡に、ワキは静に合掌します。

菅丞相が石榴をかみ砕いて吐きかけた先が燃え上がった火焔も、僧正の祈りで消えた態。
シテは常座で小回りし開キ、扇を閉じて囃子の奏でる来序を聞き、ゆっくりと一足ずつ歩を進めて中入。橋掛りから徐々に歩を早めますが、ワキ・ワキツレもこれを追って中入となりました。

代わって狂言来序で能力出立の間狂言が登場、常座で立ちシャベリになります。
アイは法性坊の能力と名乗り、天下のご祈祷のため僧正が百の護摩を焚き本日満参のところ、筑紫にて亡くなった菅丞相が現れ妻戸を敲いた・・・と前場のあらすじを整理します。
僧正が何とてお出でなされたと問うと、丞相は讒言にて流されてしまったため、梵天に頼み鳴雷となって御殿に入り(讒言した者を)蹴り倒そうと思うと仰った。丞相は僧正に、求められても御殿にお出でにならぬようにと求めたが、僧正は二度までは行かぬが三度求められれば参内すると仰った。
丞相が怒って石榴を噛んで吐きかけると炎となった。しかし僧正が遮水の印でこれを鎮め、丞相は雷電、稲妻を巻き起こして御殿の方へ飛び去ってしまった。

さて僧正には勅が下り、参内されることになったと述べ、心得るようにと触れて退場しました。
さてこのつづきはまた明日に
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