能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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文山立 大藏千太郎(青山能)

大藏流 銕仙会能楽研修所 2013.07.27
 シテ 大藏千太郎
  アド 大藏基誠

もう七年以上も前のことになってしまったとあらためて思ったのですが、この「ふみやまだち」を前回観たのは、和泉流三宅右近さんのシテ。和泉流では文山賊と書いて同じ読み方をします。表記は違うのですが、筋立ての違いはほとんどありません。

まずはアドの基誠さんが弓に矢をつがえ、シテの千太郎さんは右手に槍を持って、幕の内から「やるまいぞ」「やれやれ」と大きな声で呼ばわりながら登場し、舞台を廻ります。
さらに獲物を取り逃がしてしまったのは相手のせいだと言い合いになり、アドは「弓矢八幡申し通せぬぞ」と弓矢を投げ捨て、飛安座で地謡座近くに座します。シテも大声を出し槍を投げ捨てると常座あたりで飛安座して座ります。

二人はそれぞれに、これまでついぞ誰を襲ってもうまくいかなかったのは、これまた相手のせいだなどと言い合い、立ち上がると取っ組み合いになります。
二人で押し合いとなりますが、地謡側に押して行くと、押されたアドが後ろは茨畔じゃと気付き、あそこへ入ったら痛いなどと云って舞台中央に二人が戻ります。逆にワキ正側に押して行くと、今度は後ろが崖じゃということになり、これまた危ないと中央に戻ります。

さて取っ組み合いを続けているうちに、シテは、二人こうして取っ組み合いをしているところを行き来の人に見せたいものではないか、と言い出します。アドも納得し、誰も見ていないところで死んでも犬死というものだ、などと意見が一致します。
ついては書き置きを残そうということになりますが、どちらも力を抜くと相手に出し抜かれそうだと、組み合った手を緩められません。
ここは相クツロギにしようということになり、数を数えて同時に手を放していったん常座とワキ座に下がり、そこから互いに寄って大小前に並びます。

さてこのつづきはまた明日に
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