能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

頼政 佐々木宗生(喜多流十月自主公演)

喜多流 喜多六平太記念能楽堂 2013.10.27
 シテ 佐々木宗生
  ワキ 宝生閑、アイ 三宅右矩
   大鼓 佃良勝、小鼓 森澤勇司
   笛 中谷明

頼政も前回観たのは平成21年の2月、4年半前になってしまいました。このブログでは、金春流本田光洋さん(鑑賞記初日月リンク)と、観世流武田尚浩さん(鑑賞記初日月リンク)の演能について記録していますが、今回は喜多流のベテラン佐々木宗生さんが、老将頼政をどう演じられるのか楽しみに出かけたところです。

まずは名宣笛でワキの出。中谷さんの笛が、この日は一段趣き深く感じましたが、その笛の音に閑さんが無地熨斗目に水衣、角帽子を着けた着流し僧の装束で登場してきます。
常座に出ての名乗り、道行と続き、着きゼリフ。諸国一見の僧が宇治の里にやって来た態です。

正中に出たワキは、宇治の里の景色を謡いワキ座へと向かいます。
三、四足出たところでシテの呼び掛け。何事を仰せかと問いかけるシテに、ワキは振り向くと宇治の名所旧跡を教えてくれるようにと頼みます。
シテは幕内から歩み出し、賤しき身ながらも何とか答えてみようなどと言いつつ幕前に出て正面を向きます。
ワキが喜撰法師の庵はいずれかと問う内に、橋掛りを歩み始めたシテは「さればこそ大事の事を御尋ねあれ 喜撰法師が庵は・・・」と言いつつ、シテ柱からさらに常座へと出て、例の喜撰法師の歌「我が庵は都の巽鹿ぞ住む 世を宇治山と人はいふなり」を謡って、ワキに向き合います。

ワキは、あれに見えるは槇の島かと問いかけつつ、見所、目付柱の先のあたりを見やります。ワキ、シテの名所教えの場面となり、続いて正面に橘の小島が崎。一転して、幕方に目をやり「月こそ出づれ朝日山」と月の出を二人眺める形です。

地謡が宇治の名所教えの様を謡い「聞きしに勝る名所かな」と収めると、シテがワキを向いて平等院のことを語り出します。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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