能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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頼政さらにつづき

さて頼政は仲綱に向かい、平家の人々が我々を軽んじての所行と怒りを表すと、高倉王から宣旨を得て、三井寺を頼んで兵を挙げた、とアイの語りが続きます。
たしか高倉王の宣旨と聞いたように思うのですが、これは本来は以仁王の令旨のはずですね。聞き違いだったのか・・・

ともかくも頼政は兵を挙げたものの、戦況芳しくなく、南都へ逃れようと進む途中、平等院に籠もって守りを固めることにします。いわゆる宇治橋の闘いとなり、橋を引いて平家方が平等院に渡れないようにと工作したものの、寄せ手は宇治川を渡って押し寄せたため、頼政七十二、敵わずと見て扇を敷いて自害した。これを偲んで扇の型に芝を取り残してあるのだとアイが語ります。
頼政の行年も七十七ではないかと思いますが、当日は七十二と聞いたように記憶しています。

その後、型通りにワキ僧とアイ所の者との問答になり、暫く逗留して頼政を弔おうということになって、アイが下がります。途中からシラセが吹かれ、趣き深い雰囲気です。

ワキは、さては頼政の幽霊が仮に現れて言葉を交わしたのかと納得し、弔いをしようと待謡。「夢の契を待とうよ」と謡って、一声。後シテの出です。
頼政の専用面に頼政頭巾、半切に袷法被肩脱ぎでの登場です。老体をあまり感じさせない動きでススッと進み、一ノ松に出て一セイ。「地は琢鹿の河となって 紅波楯を流し」と謡い出し「あら閻浮恋しや」と謡い、さらに「伊勢武者は 皆緋縅の鎧着て 宇治の網代にかかりけるかな」と、これは平家物語に仲綱の歌として出てくる一首ですが、謡い上げて正面に向いてシカケ開キ「あはれはかなき世の中に」と拍子踏んで地謡を聞きつつ舞台へ。
ワキに向かい、なお読経を続けるようにと求めます。
ワキはシテの様子に、法体の身に甲冑を帯し読経せよというのは源三位の幽霊かと問いかけます。

名乗らぬうちに頼政と知れてしまったのは恥ずかしいと言いつつも、シテはさらに読経を求め、シテ、ワキの掛け合い。
地謡で拍子を踏み、自ら源三位頼政と名乗って常座に。さらに地謡を聞きつつ大小前に進み床几に腰を下ろします。
さてこのつづきはまた明日に
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