能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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「頼政」をめぐるつづき

源頼光から頼政にいたる系譜ですが、頼光の後は長男頼国が継ぎますが、頼国の後は子息の多くが早世、配流となったこともあり、五男の頼綱が摂津源氏の嫡流を継承します。
頼綱の長男明国は摂津源氏の本拠地多田荘を継承し摂関家に近侍しますが、次男仲政は白河・鳥羽両院に仕え、検非違使、皇后宮大進、兵庫頭、下総守、下野守などを歴任、位階は従四位下(一説には従五位上)に至り明国を超えます。頼政はこの仲政の長男です。

明国は問題を起こし配流になるなどして歴史の表舞台から姿を消してしまいますが、本拠地である多田荘は明国の長男行国が継承したようです。そういう意味では摂津源氏の嫡流は行国となるのでしょうが、保元・平治の乱を通して勝者側で戦い、平清盛にも重用された頼政が官位も進み、自然、摂津源氏の棟梁的に見られていたようです。
なお、後に義経と行動を共にし頼朝から疎まれることとなった多田行綱は、行国の孫にあたる多田荘の継承者です。

頼政は一族の面倒見も良かったようで、実子以外にも多くの猶子を抱えて、一族揃っての繁栄を願っていたのだそうです。当時は歌人としても有名だったらしく、藤原俊成が頼政を大変評価していたとの話があります。
自主公演能の当日は、開演に先立って友枝真也さんによる解説があり、歌人としての頼政の評判や、謡曲に使われている頼政の歌の紹介などがあり、興味深くうかがいました。

また頼政と言えばなんと言っても「鵺」。この話は平家物語に出てきますが、武人として、歌人として頼政が名を挙げた事件として描かれています。能としても大変面白い一曲ですね。

ところで頼政というと、私はついつい亡くなった俳優芦田伸介さんを思い出します。
実はてっきり今の菊五郎、当時の尾上菊之助が義経を演じた1966年のNHK大河ドラマ「源義経」での配役と思い込んでいたのですが、そうではなくて1972年の「新・平家物語」でのことでした。
「大河ドラマ+時代劇 登場人物配役事典」というサイトを見つけまして、いやあこんな便利なページを作ってくださる奇特な方がいらっしゃるのだと、感心しております。(許可なくリンクするのもどうかと思いまして・・・Googleでご確認ください)

頼政は「源義経」には登場しないようで、確かに時代から言って当然かも知れませんが配役の記載がありません。一方「新・平家物語」の配役を見ると、芦田さんの頼政のほか、仲代達矢さんの清盛に中村玉緒さんの時子・・・間違いなくこちらは記憶があります。山本學さんが頼盛を演じていたシーンも覚えていますので、興味深く観ていたんでしょうね。
「源義経」の方は、私もまだ小学生でしたし、明確に記憶があるのは菊之助の義経、今はその夫人となった藤純子さん(当時はこう書きました)の静御前、緒方拳さんの弁慶くらいです。ですが、配役表をずっとみていくと、なんと工藤祐経を当時41歳の観世寿夫さんが演じておられる。まあ、当時は私も寿夫さんをまったく存じ上げていなかった訳ですが、妙に感心した次第です。
この項、終わり
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