能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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梅枝のつづき

舞台はまず次第が奏され、小格子厚板に白大口、水衣に角帽子を着けたワキ僧殿田さんが、無地熨斗目のワキツレ従僧、御厨さんと梅村さんの二人を従えて登場してきます。

次第を謡った後、甲斐国身延山から出でたる沙門と名乗り、思い立って回国に赴くと言って三人の道行。住之江の里に着いたと謡います。
ワキは着きゼリフで津の国住吉に着いたと言い、にわかに雨が降ってきたので、とある庵に立ち寄り宿を借りようと思う由を述べます。ワキツレが地謡前に進み、ワキは一ノ松あたりで幕に向かうと「いかにこの屋の内へ案内申し候」と声をかけて、正面に向き直ります。

アシライでゆっくりと幕が上がり、無紅唐織着流しのシテが姿を現し、幕前に進むと正面を向いてサシ謡。「こと問ふ人は誰やらん」と謡います。
これに答えて、ワキは無縁の沙門であるが一夜の宿を貸して欲しいと頼みます。
シテは、出家のことでもあり宿はお貸ししたいが、軒も傾く粗末な庵にどうしてお泊めできようかと言いますが、降りくる雨に立ち寄れるところもなく、どうか泊めて欲しいというワキの詞に宿を貸すことにします。

シテの詞にシテ・ワキが向き合い地謡に。下歌でワキが向き直り、二人して橋掛りを進み「御泊あれや旅人」の謡で、ワキはワキ座に、シテは正中に向き合って下居。
上歌「西北に雲起こりて」の一句で、シテは正面に、ワキは脇正面に向き直り、後見が作り物の鞨鼓台を持ち出してきます。

正先に持ち出した鞨鼓台が楽人の太鼓という設定ですが、この鞨鼓台の見所から見て左側、シテから見ると右側に衣を懸けます。
上歌は「松吹く風も心して 旅人の夢を覚ますなよ 旅人の夢を覚ますなよ」と意味深長な句が謡われてワキの詞になります。
このつづきはまた明日に
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