FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

巻絹 神楽留 関根祥人(研究会)

観世流 観世能楽堂 2006.9.20
 シテ 関根祥人、ツレ 清水義也
  ワキ 森常好、アイ 石田幸雄
   大鼓 柿原光博、小鼓 北村治
   太鼓 三島元太郎、笛 一噌仙幸

もう十日以上前のことになってしまいましたが、観世流研究会の鑑賞記。
まずは巻絹ですが、この曲にはいささか思い入れがありまして、しかも関根祥人さんのシテ、神楽留の小書きと、期待し過ぎかも知れない状況で観に行きました。

もっとも巻絹という曲自体はさしたるドラマ性がある訳でもなく、むしろシテに神楽を舞わせ神懸かりの様を見せることを主眼として作られたような気がします。

舞台はまずワキの登場。名宣リ笛で、アイを伴い重々しく登場したワキは、勅命により千疋の巻絹・・・絹の反物を三熊野に奉納する旨を述べ、到着が遅れている者がいるので着き次第報告するようにとアイに告げてワキ座に着します。

さて件の使いの男、ツレ清水義也さんが登場します。
ツレの男は巻絹を挟んだ竹を肩にしての登場です。
この巻絹というか、実は白水衣をたたんだものですが、能楽独特の省略のしかたですね。一疋は二反、おおよそ24メートルほどの長さになりますから、竹に挟んだ一枚の布程度では、この男の千人分を集めても千疋には足りませんね。

さてツレは、サシ、下歌、上歌と謡い、都からはるばる山々を越えてやって来る様を示しますが、ようやく熊野に着いたものの音無の天神に立ち寄り、ここで冬梅に心を奪われてしまいます。
ひとしきり心中に和歌を手向けた後、再び立って勅使のもとに向かいますが、遅参した男を勅使が許すはずもありません。
このあたりは明日につづきます。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/196-5ab78422

 | HOME | 

カレンダー

« | 2019-11 | »
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。