能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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土蜘蛛 笠井陸(喜多流十月自主公演)

喜多流 喜多六平太記念能楽堂 2013.10.27
 シテ 笠井陸
  頼光 大島輝久、胡蝶 佐藤陽、太刀持 谷友矩
  ワキ 大日向寛、アイ 金田弘明
   大鼓 佃良太郎、小鼓 幸信吾
   笛 小野寺竜一、太鼓 観世元信

以前、金春流山井綱雄さんの上演の鑑賞記(鑑賞記初日月リンク)を書いた際に「宝生流と金春流は『土蜘』と書くのですが・・・」と書きました。が、ふと気になって明治大正頃の古い謡本を覗いてみると、観世、金剛、そして喜多流とも、みな「土蜘」と表記しています。
どうやら宝生、金春両流以外の流儀は、割と近年になってから表記を変えたということのようですね。

さて今回は喜多流の土蜘蛛ですが、他流同様にまずは舞台に一畳台が出されてワキ座に据えられ、ツレの頼光と太刀持が登場してきます。白大口、長絹に風折烏帽子の頼光大島さん、気品ある雰囲気で台上に上がり、肩から手前左側に置かれた鬘桶に小袖を掛けて、病に伏せっている態になります。太刀持が太刀を頼光の元に置いて、地謡座前に控えると次第の囃子。ツレ胡蝶の登場です。

胡蝶は佐藤陽さん、唐織着流しで常座に出て次第。サシで頼光に仕える胡蝶と名乗って、典薬の頭からの薬を持って頼光の御所に戻るところと述べます。
・・・実は学生時代、素謡でこの胡蝶を謡ったことをふと思い出しました。「テンニャクノカミ」って、音だけ聞くと「典薬の頭」に繋がりませんでしたが・・・

さて太刀持と胡蝶の問答から、太刀持が頼光の機嫌を見て申し上げようと言って頼光のサシ謡。大島さんの頼光、なかなかに風格があります。
その謡の途中で太刀持が立ち上がり、頼光の前に両手を突いて「いかに申し上げ候・・・」と声をかけます。

頼光が許し太刀持に導かれて胡蝶が正中に出て下居。薬を持ってきたことを告げます。
頼光は加減が悪いことを告げ、胡蝶との掛け合いから地謡に。この地謡のうちに幕が上がってシテが姿を現し、地謡いっぱいに白大口を着け厚板に黒の水衣の姿で、沙門帽子を被ったシテが一ノ松まで進みます。
さてこのつづきはまた明日に
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