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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

碇潜さらにさらにつづき

中入で登場したアイはこの浦里に住まいする者と名乗り、旅人を待って渡そうと思う旨を述べて角に進み、ワキに気付いて型通りの問答となります。
ワキの求めにより源平両家の合戦の様を居語りに語ります。

讃岐国志度の合戦に敗れた平家一門は元暦二年早鞆の浦にやって来たが、源氏が寄せて再び戦いになった。平家の命運も尽きたのか、主上八歳、山鳩色の御衣にびんずら結わせ、伊勢神宮に御暇された。二位殿が、これより西方に西国浄土として国がある、御幸あれかしと泣く泣く申しあげ、二位殿は立ち上げって主上の目を塞ぎ玉体を抱いてそのまま海に入られた。一門の人々も続いたが、中でも門脇殿の教盛、経盛の御兄弟は手に手を取って海に入られた。
能登殿は小舟を走らせていたところ、安芸の太郎、次郎が寄せ懸かってきた。教経は「寄れ、冥土の伴をせよ」と言い、兄弟を両脇に挟んでそのまま海中に入られた。
また新中納言知盛は乳人子の家長ともども、急ぎ主上のお供をしようと鎧二重ねに碇を被いて、二人して海中に入った。

と戦の様を語ります。
こののち、詳しいことは知らないが聞いている通り申し上げたなどという型通りのやり取りになり、ワキが弔うことになってアイは退場します。

ここで船出之習と同様に大船が出されてきます。
実はこの部分の記録を取ったメモを紛失してしまいまして、いささか怪しいのですが、大屋形船というのでしょうか、引廻しを掛けた船が持ち出されて大小前に据えられました。
用意が調うとワキの謡が始まります。平家の跡を弔っていると、不思議なことに大船(ダイセン)が浮かんできて、船の中からは琴の秘曲を弾ずる音が聞こえてくる様子が謡われます。
いよいよ後シテが姿を現すところですが、このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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