能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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松虫もう一日のつづき

最初に書きました通り、この曲がテーマとするところが今ひとつ理解できないでいます。男同士の愛情なんでしょうか・・・ねぇ。この二人の関係ってどういうことなのか。
まあ、あまり考え込んでも仕方ないことなのかも知れません。以前の鑑賞記に書いたように、古今集仮名序の「松虫の音に友を偲び」をもとに作られた能であることは明白ですし、仮名序の不思議さをどうのこうの言っても仕方ないとも思えます。

後場が執心を仕方に見せるような展開ではなく、黄鐘早舞としているのも、そうした「気分」の曲だからなのかも知れません。
泉さんの後場の演技も、そうした気分を現すような雰囲気で、わけても早舞から後は、流麗というのが相応しい舞姿と感じ入った次第です。

それにつけても、前場でシテの男は何故、若い男達と現れ度々酒宴を催すように描かれているのか、このあたりは不思議なところです。
喜多流のように、ツレと二人で現れたならば、もしやこのツレの男が草露に空しくなってしまった友の亡霊なのではないか、とも思えるのですが、今回のように観世流ではツレが三人出ます。
明らかに、シテの男は多くの友と酒宴を催す風ですが、これはどういうことなのかと、なんとなく落ち着きません。
とは言え、なんとない不条理さも、また能の魅力でありまして、これはこれで、そのままに楽しめという事なのでしょうね。

そう言えば、古くは松虫と鈴虫が今と逆だったという話があり、この曲の松虫も鈴虫だったのかも知れません。
附け祝言は千秋楽でした。
(82分:当日の上演時間を記しておきます)
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