能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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禁野のつづき

シテの出。紅白段の熨斗目の上に黒色系の素袍上下を肩脱ぎにし、洞烏帽子を着けて、左手には弓を持っています。
常座まで出ると「これはいずれもご存じの者でござる」と名乗り、交野に参ろうと言って舞台を廻ります。交野は禁野であるけれども「某は、さる子細あって苦しうないことでござる」と説明します。

シテが交野にやって来た態になり、舞台を見回し獲物を探す風のところに、アド・小アドが何やら相談をして、アドがシテに声をかけます。
アドは禁野の謂われを問い、シテが由来を語ります。

人皇三十四代推古天皇の御宇、三足の雉が現れたが化鳥なので退治すべしと鷹をあわせた。しかし雉の尾は刃になっており、雉は鷹を刺し殺してしまった。
鷹匠は鉄で鷹を作ったので、雉が何度も刺したものの鉄製の鷹では刺すことができない。そうしているうちに、助鷹をやりかけて雉を打ち殺すことができた。化鳥のこととて土中に突き込め、これより交野を禁野としたのである。
「しかし某はさる子細あって苦しゅうないことでござる」と語ります。

雉の話はまあ分かるとしても「さる子細」とはどういうことかと気になるところです。さる子細の話は二度出てきますが、結局その子細がどういうことなのかは説明されません。これはいささか不思議なのですが、結局はそのまま話が進行してしまいます。

さてシテは、自分は別だという話に続けて、昨日は雉がほろろをかけたのを二つまで射たが、今日はまだない。雉は古歌にある「物言えば父は長柄の人柱 鳴かずは雉も射られまじきを」という歌の心を知らなかったのだろうと言います。
「ほろろをかける」は、鳴くの意味のようで、いわゆる雉も鳴かずば打たれまいということですね。
さてこのつづきはまた明日に
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