能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

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空腕のつづき

この曲、シテの独演的な部分が多く、それだけ技量の求められるところと思います。

迷惑な事だとぼやいてみたものの、結局は行かざるを得ない太郎冠者、やむなく鯉を買いに淀へと向かうことにします。
しかしこの曲の曲名「空腕」の通り、日頃は腕自慢を吹聴している太郎冠者ですが、実は腕が立つわけでもなく大変な臆病者です。淀に向かう内にとっぷりと日も暮れてしまい、怖くてたまりません。

この曲、流儀により、家により細かい違いがあると書きましたが、この太郎冠者の空腕も、当初から主人が見抜いていて、太郎冠者を懲らしめてやろうと淀に鯉を買いに行かせるという展開の家もあるようです。

ともかく、怖いのでびくびくしながら歩いていると杭を人と見間違えたりして、大騒ぎをしてしまいます。目が見えるから怖いので、目を閉じて歩けば大丈夫だなどと言って、太郎冠者は目を閉じて歩き出しますが、今度は石に躓いてしまいます。
それでは仕方ないので、再び目を開いて暗い中を歩きますが、鳥羽縄手にさしかかると、人が大勢立ち並んでいる様子に気付きます。

これは大変なことになったと太郎冠者は、主人から借りた太刀を抜いて振り回すならまだしも、太刀を先に差し出した形で、命を助けて欲しい、太刀を差し上げますので、これを納めて命ばかりは助けて欲しいと命乞いをします。

さてここで主が立ち上がり、太郎冠者の帰りが遅いので見てこようと言って出かける様子。舞台を廻って鳥羽縄手あたりにやってくると、太郎冠者が平伏して太刀を差し出し、命乞いをしている姿を見つけます。
もちろん太郎冠者の先に大勢がいる様子もなく、何もないところで太郎冠者が自分の大事な太刀を差し出している様に、主人は腹を立てて算段し「致しようがござる」と言って、太郎冠者の背中を扇で打ち、太刀を取り上げてしまいます。

太郎冠者はすっかり切られたものと思い込み、目を回して倒れてしまいます。
さてこのつづきはまた明日に
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