能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

空腕さらにつづき

太郎冠者が倒れ込んでしまうと、主は先に家に戻った態で笛座前に控えます。
暫しの後、起き出した太郎冠者。自分は斬られて死んでしまったと思い込んでいます。
夜のこととて暗いわけですが、冥土の闇とはこういうことかなどと言っていると、月が出て明るくなります。

景色が見えるようになり、娑婆と同じだなどと最初は言っていますが、そのうち自分は死んでいないことに気がつきます。
生きていた事に喜びますが、さて借りてきた太刀が無いことに気付きます。しかしそこは太郎冠者のことで、なんとか言い逃れをしようと言って帰ることにし、舞台を廻って主人の屋敷に戻ってきます。

さて主人を呼び出した太郎冠者は、恐ろしい目にあったと言い、淀に行く途中で東寺のあたりで七、八人の男に声をかけられたが、太刀を抜いて戦うと蜘蛛の子を散らすように逃げ去った。次に上鳥羽と下鳥羽の間では七、八十人が申し合わせて待ち構えており、逃がすなと長道具を持って襲いかかってきた。これも、槍の柄を太刀で切り落とし、相手が逃げて行った・・・などと武勇伝を続けます。

その後さらに大勢と出くわし、拝み討ち、車斬り、蜘蛛手、かくなわ、十文字と戦ったが、太刀が折れてしまった。そこで、逃げるなと言い置いて戻ってきたと言い、手柄であったろうと主人に同意を求めます。

主人はひとまず手柄だったと褒め、さてその太郎冠者の留守に新たに太刀を求めたので見せようと言って、取り上げてきた太刀を持ち出してきます。
太刀を突きつけられた太郎冠者ですが、見覚えがないと白を切ります。
これに怒った主人は、太郎冠者の後を付けていくと誰も居ないところで命を助けてくれの、太刀を進ぜようなどと命乞いをしていたので、自分が納めてきたのだと明かし、太郎冠者の背を扇で打ちます。

太郎冠者は、太刀を折ったのは本当のことで、太刀が名作物なので、私より先に癒え合って戻ってきたのだろうなどと言い訳をし、主人が太郎冠者を追い込んで留になりました。狂言としては長い方で、太郎冠者の空腕立ての仕方話など見せ場の多い一曲。則孝さんの熱演でした。
(42分:当日の上演時間を記しておきます)
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/2018-06f27c58

 | HOME | 

カレンダー

« | 2017-10 | »
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。